ハンドメイド 昭和ホーロー看板風のピンバッジを作る。

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昭和レトロな看板をミニチュア化して、トタン小屋に貼り着付けたジオラマを製作しようと思い経つも、ジオラマそのものがド素人・・・いろいろ苦戦しています。

そんな中、ミニチュア化した昭和レトロな看板をフェイスブックにアップしたところ、懐かしむお声をたくさんいただき、やっぱり、懐かしいよね、いいよね!という仲間がいる事を嬉しく感じました。

看板をミニチュア化するにあたり、レジンを塗れば厚みが出てしまい看板っぽくならない。このことは、経験で学びました。

昭和レトロな看板をミニチュアで作ってみるこういう看板が近所のトタン小屋にたくさん貼ってありました。今でこそ、昭和レトロなんて言う表現がピッタリですが、当時は、当たり前のように、あちらこちらに見ることができました。旅行に行き、こういう看板に出

作ったピンバッジはこちらで一覧を確認できます。

厚みを逆に生かす!?

逆に、厚みがあって良さそうなものは、バッジが最適だということも学びました。

しかし、レジンでバッジを作る時、気泡が残ることで綺麗なバッジができないという課題も出てきました。

そこで、本筋の看板から少し外れ、今回はピンバッジを作ってみたいと思います。

気泡のないピンバッジを作ることを目標とします。

バッジが大きいと使用するレジンの量も増え、気泡が発生する面積も増えます。

だから、今回は1辺が2cmほどのピンバッジを作成しようと思います。

ピンバッジの製作開始

レジン液も2種類用意しました。粘度があるものとないものです。

僕の予想では”粘度があると気泡が抜けにくいので、わりとサラッとしたタイプの方が、気泡に悩まされないのではないか。”ということです。

ただ、粘度のある方は「表面張力」が多く働き、ピンバッジとしての厚みを出しやすいのではないかということです。粘度のないものは表面張力が働きにくいので、ピンバッジとしての厚みが品祖になる可能性があることも想定して作ってみたいと思います。

2種類のレジンを用意しました

今回用意したレジンは前回↓にも購入したお店です。

3種類あって、それぞれの特徴は以下の通りです。

前回は、オリジナルハードタイプだったので、今回はソフトタイプにしてみました。

蝶タックの購入

あと、ピンバッジにするのなら留め具も必要です。

どうせ作るなら100個くらい作ってみようと思いまして、留め具も100個!

これ「蝶タック」という名前なのですね。初めて知りました。

画像印刷 ~ 切り抜き まで

ネットから画像を頂いてきて、ピンバッジに丁度いい大きさに画像を調整したら、一気にプリントアウトします。

そして、それをアルミ板に貼って切り抜きます。

この作業は、前回同様です。以下にまとめてあります。

昭和レトロな看板をミニチュアで作ってみるこういう看板が近所のトタン小屋にたくさん貼ってありました。今でこそ、昭和レトロなんて言う表現がピッタリですが、当時は、当たり前のように、あちらこちらに見ることができました。旅行に行き、こういう看板に出

前回と少しだけ違うのは、プリントアウトした紙にラッカーを吹き付けました。

これが、前回、師匠からいただいたアドバイスです。

ラッカーは↓これです。楽天で購入しました。

吹き付けると、少しだけ色味が濃くなります。紙も強くなるような気がします。

シンナー臭くなるので、外で段ボールなどを敷き、そこに用紙を乗せて吹きかけます。

その後・・・ 一生懸命、フチもキレイに切り抜いたところです。

切り抜いた紙をアルミ板に貼り付け、アルミ板ごと切り抜いたのがこちら。

それを丁寧に切り抜いていきます。

切ぬいた直後は、アルミの板がゆがんでいます。歪んでいるとレジンの厚みに偏りができるので、出来るだけ平らに修正します。

ハサミの持ち手の部分などを使って、フチを押し、裏返しにして中心から撫でるように軽く押します。そうやって、歪みを修正しておきます。

レジンを印刷面に乗せていく

いよいよバッジにしていく作業です。印刷面にレジンを乗せていきます。

どっちのレジンが綺麗になるのか実験です。

左はオリジナルハード、右がソフトです。

お店の宣伝文句では、ソフトレジンの方が気泡が抜けやすいということでしたが、レジンをたらしているときにできてしまう気泡はソフトレジンの方が圧倒的に多く、表面まで気泡が抜けてきても、つぶれることはなく大変苦労しました。

UVランプで硬化する

両方とも出来るだけ気泡をすくい取り、UVランプで硬化してみました。

最初の画像がソフトレジンです。気泡が抜けないまま硬化してしまいました。

オリジナルハードはこちら。ほとんど気泡がありません。

<オリジナルハードとソフトの比較結果>

オリジナルハードレジンの方が、画像にレジンを乗せている段階でも気泡がほとんどなく、そのまま硬化できたので、仕上がりが綺麗でした。粘着質なので硬化するとバッジの厚みも出ました。

一方、ソフトレジンは、画像にレジンを乗せている段階で気泡がドンドンできてしまい、硬化しても気泡が抜けず、汚い仕上がりになりました。また、ソフトレジンは、硬化した後も表面がゴムっぽく、手が吸い付くような粘着感が残りました。

結果的にバッジ作りにおいては、オリジナルハードレジンの方が気泡抜けバッジとしての厚みも向いていると思いました。

ピンバッジにしていく

バッジの裏の中央部にレジンをたらし、そこに「蝶タック」を取り付けます。

瞬間接着剤より、レジンの方がしっかりくっつくのでおすすめです。

まず、バッジの中央にレジンを乗せます。

レジンの上に蝶タックの針のようになっている方を乗せて、かるく指で押します。

さらにレジンで針の部分を包み込むようにレジンをのばしたら、UVランプに入れて5分ほど照射します。

取り出すと、しっかり針がくっついていることを確認して完成です。

バッジの完成!

完成したピンバッジをトートバッグに付けてみます。

なかなか、いいじゃん!さて、量産開始です!

量産

とりあえず、34種類70個を作りました。

作ったピンバッジはこちらで一覧を確認できます。

低予算ながら、レトロが好きな人にあげると喜ばれそうなピンバッジが完成しました!