懐かしいジオラマはエネルギッシュな「灯」を心の奥に灯します。

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(ホビコムコンテスト入賞受賞作品:秋の夕暮れ・昭和の駄菓子屋さん

私の中に灯った「灯」

私のジオラマを見て「うわぁー!」と感動してくださる。とても嬉しいし励みになります。

そもそも、私にこんなことができるとは思っていませんでした。

私がジオラマを作り始めたキッカケは、私自身を励ますために始めました。

恐れを知らない子供

私の幼少期というのは、自分が病気になることや、あとどれくらい生きられるのかとか、これをしたら怪我をするとか… そんなことをいちいち考えず、思いついたらすぐに行動に移していました。

汗をかいても拭かずに寝る、川の向こう岸から高さ5メートルくらいジャンプするなど、数えたらきりがないくらい後先を考えずに即行動をしていました。

その結果、叱られることも多々ありました。

けれども、裏を返せば、「やりたい!」と思ったことに対していろいろ頭で考えることをせず、素直に行動に移せていたのが幼少期だと思います。

それは、もっともパワフルでエネルギッシュな時代だったかもしれません。

後先を考えすぎる大人

大人になると、行動することのリスクや周りへの影響、お金や時間の問題ということを考えるようになりました。

心では「やりたい!」と思ったことでも、余計な屁理屈をくっつけてやらないようにしたり、やることをセーブしたりするようになりました。

すべて吐き出せないストレスみたいなものが少しずつ溜まり、40代後半に、私は、突然「鬱(うつ)」になってしまいました。

鬱抜けとジオラマ作りのキッカケ

鬱状態から回復するキッカケとなったのは、エネルギッシュでパワフルな幼少期の光景でした。

鬱には散歩が良いとすすめられ、日課としていた散歩で少年野球をボーっと見ていました。

真夏の炎天下、夢中で野球をしている少年を見て、私は思いました。

『こんなに炎天下で野球をしたら脱水症状になっちゃうよ。』とか
『明日に差し障るからほどほどにしよう』とか…
少年たちは考えていないよな。

…と。

少年たちは、ただただ夢中で、試合に勝つことだったり、ヒットを打つことだったり、守備をすることだけを真剣に考えています。

そんな光景を見ていて、何も屁理屈を付け加えず、心がやりたいと思ったことをすぐに行動に移せていた自分の幼少期を思い出しました。

その瞬間、鬱の私の心の奥に、ほんの少し…
針の穴くらいの大きさの「灯」がともりました。
それは、とても力強く、エネルギーを生み出していることに気が付きました。

この経験を忘れてはいけない!
どうしたらいつでもこの「灯」を見つけたときの大切な経験を思い出すことができるのかを考えた私は、自分の幼少期を思い出させる懐かしいものを机の片隅に置いておくことを思いつきました。

それが下の写真です。(最初に手掛けた作品・フルスクラッチ・未完成)

そうすればきっと、それを見るたびに、屁理屈ではなくやりたいことをただやるというパワフルでエネルギッシュな幼少期を思い出し、鬱を脱出できるのではないかと思ったからです。

鬱は何もしたくないという状態が多いのですが、それは、何かをしようと思っても屁理屈やホルモンバランスがおかしくなっているために行動に起こせない状態だからです。
そこを突破し、一歩踏み出させる原動力が、あの「灯」だと思った私は、それを思い出すための懐かしいものを作ろうと思いました。

懐かしい雰囲気になるためのテクニックを「ウェザリング」と呼ぶときがありますが、その言葉すら知らない状態で夢中に調べました。
ネットで探し、ネットで知り合った師匠と呼べる人に思い切って会いに行き、自分の懐かしさを再現できるテクニックを教えてもらいました。

基礎を教えていただきましたが、あとは、自分のセンスでしかありません。

そうやって、自分の「灯」を消さずに思い出すための作品作りが始まりました。
それが、ジオラマ作りのキッカケです。

現在のジオラマ作りにこめるもの

今のように「駄菓子屋」を作るようになったのは自分の「灯」消さないようにするという動機よりは、それを見てくださる人の「灯」になればというところが多いです。

大げさに言わせてもらえるなら、見てくださる人の心の奥に、私が見つけたエネルギッシュな「灯」が灯ったら嬉しいと考えています。

作り始めた当初のことです。

最初に手掛けたフルスクラッチ(すべて自分で作る)で作った素人の私の作品に「懐かしい!」と言ってくれたり、「すごい!」とほめてくれたり…
そういう感想をいただくにつれて、見てくれる多くの人に「懐かしい」と感じてくれるような作品を作りたいと思うようになりました。

「うぁー!懐かしい」という言葉の中には、次のような感情の遷移があると私は思います。

単純に懐かしいものを見ているような気持ちの懐かしさ

自分の幼少期を思い出し、その時代のことも含めて思い出す懐かしさ

幼少期を懐かしみながら少し寂しくなってしまう

あの時は良かったよな… とさらに気持ちがトーンダウン

あの時のように無邪気にエネルギッシュにパワフルに行動したい・行動しよう!
と、気持ちが前向きになる

そういう気持ちが、最後には一緒になって「うわぁー!」という言葉になるのだと思います。

そのあとは、作品の細かさであったり、丁寧さであったりに感動するのだと思います。
けれども、きっと第一声には、見てくれる人それぞれの幼少期とその幼少期のエネルギッシュでパワフルな感情を思い出して「うわぁー!」があるのだと信じています。

私は、見てくださる人にも何らかの原動力を与えられないかと考えています。

私は、幼少期を思い出し心の奥に「灯」が灯り、その光景をいつでも思い出せるような何かを作ろうとしてジオラマ製作にハマり、結果的に鬱状態から脱出できました。

私の作る作品が誰かの懐かしい幼少期を思い出させ、それがキッカケでその人の心の奥に「灯」が灯る。その「灯」が原動力となってエネルギッシュに活動しはじめたり、心の充電ができるのなら、そういう作品をたくさん作りたいと思います。

懐かしむことの人体への影響

余談ですが、最近、懐かしむことは人間の体にどんな影響を与えるのかを調べてみました。

するとNHKや養命酒といったサイトを見つけました。

なつかしい物や映像を見て思い出を語り合う回想法は、認知症の進行予防やうつ状態の改善につながる可能性があるといわれています。

詳しいことは、サイトをご確認いただきたいと思いますが、これまで私が書いてきた「懐かしさ」がパワフルなエネルギーを生み、鬱状態から抜け出したという私の体験を裏付けするような記事を見つけました。

なつかしい物や映像を見て思い出を語り合う回想法は、脳を活性化し情緒を安定させ、長く続けることで認知症の進行予防やうつ状態の改善につながる可能性があるといわれています。(NHKアーカイブスより引用)

「回想法」は1960年代にアメリカの精神科医ロバート・バトラー氏が提唱した心理療法が元になっており、認知症やうつ病、記憶障害の症状改善にも役立てられています。(養命酒サイトより引用)

当時、私はこういうことを知りませんでしたが、少年野球を見ていて自分の幼少期を懐かしむところから自然と「回想法」を実践できていたのだと思います。

私のワークショップ

懐かしむキカッケはいろいろあります。

当時の音楽を聴く、アルバムを見る、風景を見る… いろいろとあります。

私は、懐かしい風景を作ることで、その作品を見てくださる人に懐かしさを感じて欲しいと思います。

また、私は、ご希望があればそうした風景(情景)を一緒に作りたいと考えています。

ジオラマは手先を大変よく使います。

ある一定の年齢以上になれば、物忘れも多くなります。
ジオラマを作りながら当時を回想し、指先を動かし、楽しくおしゃべりをすることは、単なる趣味のジオラマ作りとは大きく違います。

また、世の中にジオラマ作りができる人はたくさんいますが、鬱病を患いジオラマ作りから鬱病を克服した経験のある人は少ないと思います。
そうした気持ちに寄り添えることも私の強みと言えます。

ご希望があれば、一緒にジオラマ製作を楽しみましょう!

中学教員の英語免許を取得しましたが、先生にはなりませんでした。
基本的に人に教えることやコミュニケーションを取ることが好きです。

そんな私ですが、私の作るものは、5,000円もあれば一通りの道具とジオラマのキットが揃ってしまいます。

ご興味がございましたらSNS(フェイスブック)よりご連絡をいただけると幸いです。

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