【イラつくあなたに】もの音、声などすべてにイラつく!その原因がわかりました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

音に敏感に反応してしまう

  • 大声で楽しそうに歩く学生の声
  • 原付バイクの音
  • 改造車の音
  • 甲高い大声
  • くだらないコメンテーターの声

家にいても街を歩いても「音」は常にあふれています。
そういう音にイライラしたり、怒りをおぼえたりしませんか?

私自身、体調もあると思いますが、これら音に関して、相当、ストレスを与えられます。
こういう音を耳にすると、音を出している対象に『死ね!事故れ!』といった思いが湧いてきて、時に言葉遣いが乱暴になったりします。

正直に相手にそのことを伝えられればいいのですが、ほとんどの場合、その感情をのみ込んでしまうので、些細なことでいつでも怒りが爆発する状態をキープしたままの状態となります。

このことについて深く考えてみると、一つの気付きがありました。

音は音でしかないという事実を忘れている

特定の「音」に対して、うるさい・カンに障るといった感情は、耳から脳に音が伝わることで生み出されることに気が付きました。
つまり、聞こえる「音」は「音」でしかなく、その音には意味がありません。

「音」が脳に伝わった瞬間、脳に蓄積されたいろいろな経験が呼び起され、耳から入ってきた音に一番近い音の記憶と結びつけられます。

例えば…
昔、バイクの音にイラっとした記憶があれば、同じような音が耳から入ってきた場合、脳は、そういう記憶と結びつけます。そのため、今聞いたバイクの音に対してイライラし始めてしまいます。

自分に蓄積されたデータをアップデートする

音は、単に音であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
そこに不快を感じるのは、自分に蓄積されたその音に対する経験が良くないからです。

もし、淡い初恋が、バイクがビュンビュン爆音で通る道路で成就していたなら…
きっと、朝の静けさをつんざくスクーターの音にも胸がキュンとするはずです。

このように考えてみると、いろいろな音に私が不快を感じてしまうということは、私の脳には音に関する多くの嫌な記憶があるということです。

見るもの聞くものすべてに対して、”あんな大声で話すのはの学生が悪い!”、”あんなバイクに乗っているのは世間知らずだ!”などと自分を正当化し、ああいうやつは、バカ!だの常識がない!だのといろいろ思ったに違いありません。
そういう感情が、音と一緒に記憶されたから、聴く音、聴く音がそういう嫌な記憶と結びつき、嫌な感情を思い出し、常にイライラしているのだと思います。

逆に考えれば、音に対する思い出を良いものとして記憶し、脳にたくさん蓄積できれば、聴く音、聴く音から良い思い出を呼び起こしてくれるのではないでしょうか。
そのためイライラどころか、幸せな気分になるのではないかと思います。

これからは、音に対する記憶を上書きしていこうと思います。
音が脳に伝わりイラっとしたら、今の音は単なる音で、脳内の過去の記憶と結びついてイライラしているのだと認識し、強引にでも楽しく幸せな情景を想像するようにしたいと思います。

そうして、多くの音に対して学習をしなおし、出来ればよい記憶と一緒にその音を脳に保存できたら、この先、音に対してイラつくことが少なくなると思います。

苦手な人の言葉にも応用できる

脳にある記憶をアップデートする方法は、苦手な人との付き合いにも応用できます。

人から指示されたり、感想を言われたり… そんなとき、

『あの人はどうしてあんな言い方をするのかな?』と、イラつくときがあります。

そういう時もこの記憶のアップデート方法を応用します。

つまり、あの人の言葉もただの音だと認識すればよいのです。

あの人の言葉が耳から脳に入ったとき、自分の経験やその人に対する思いを「脳」が勝手にそのイントネーションに近い記憶や経験と結びつけて、当時の情景を思い出させイラつかせていると思えばいいのです。

あの人の口から出た音には、感情はない。
ただの音だと理解すればイラつかないし、毛嫌いをすることもなくなります。
無理に良い記憶と入れ替える必要はないと思いますが、ただの音だと思うことは、比較的簡単に始められると思います。

とはいえ、そんなに簡単ではないと思う人は、こう考えるのはどうでしょう。

人の言葉というのはその人に返ってくるといいます。
悪い言葉を使えば、その人自身が、その言葉によって苦しむことになります。

あの人の言葉にどうしてもイライラしたら、
『かわいそうだな、いつか自分自身が苦しむのにな』と同情してあげればよいと思います。

どうですか?
まずは、この辺から始めると快適な生活に戻っていくのではないかと思います。
私自身に言い聞かせるつもりでブログに書いた次第です。