たとえば、ノコギリに…

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たとえば、ノコギリに

『釘(クギ)を打っておいて』

と、お願いをしたとする。
釘の持ち方、釘の打ち方、姿勢…
そういったものを優しく丁寧に教えて、お願いをしたとする。

けれども、いつになっても釘を打ち終えない。

そんなとき、私は、なんであんなにも丁寧に説明して、教えたのに…
どうしてわからないのか? あいつは、やる気がないのか? バカなのか?

と、そんな風に思ってしまう。

ノコギリに、釘が打てるわけがないのだけれど、そこんところを忘れがち。

教えれば、誰でもできる… という勘違い。
”自分にできるから、あいつにもできる”という勘違いから、お願いをしてしまう。

そして、やってくれないと一方的に怒る。

これ、結構やってしまいがち。

しっかり相手を見て、力量を見定め、無理なお願いをしない。
その程度で会社の部長? という人だとしても、部長だからできると決めつけない。
たとえそれが、平社員以下の能力だとしても…。

最初から、期待しなければ、お願いもしない。
お願いをしなければ、やってくれないとか仕事が遅いとか、腹を立てなくてすむ。

いずれ、そういう人は周りから孤立をする。
そして、そこに入れなくなる。 だって、仕事がないのだから。

ノコギリに、釘は打てないのです。
怒っても仕方がない。
そんな当たり前のことを、忘れないようにしよう。