咄嗟(とっさ)の一歩
とっさの一歩。
午前中にけたたましいサイレンとともに街のスピーカーでは「大地震がきます!」と連呼。
結局、微震もなく、ほっと一安心しました。
私は、地震速報が鳴ると、ビルの横階段を使い広いスペースのあるところまで非難しました。
この行動は、私にとって大きな一歩となるような気がします。
今までは、
地震速報 → 揺れの確認 → 状況判断 → 行動 → 行動できずに固まる
というパターンでした。
今回は、
サイレン → リュックを背負う → 避難開始 → 階段でビルを降りる →
→ 広いスペースで待機
でした。
結果的に、本番さながらの練習ができたと思います。
咄嗟の一歩の裏にいる恩人
この大きな一歩には、一緒に行動した先輩の影響があります。
彼女は、幼少のころ新潟での大地震を経験していました。
給食の時間の出来事だったそうです。
私は、「越中地震」を資料としては知っていましたが、彼女はそれを経験していました。
経験者は、身の危険を感じればすぐに行動に移せます。
私のように、へらへらと話しながら避難行動するのではなく、真剣です。
階段を一緒に降りるときも、目の前には「生」と「死」の分かれ目があり、その選択では決して「死」を選ばないという強い意思表示が、彼女の行動にはありました。
そのせいか、私も口数があっという間に減り、一目散に非難をしていました。
この経験は大きい…。本当にそう思います。良い経験をさせて頂きました。
行動が固まらずに「咄嗟の一歩」が出たという経験は、きっと、今後の生活に生きてくると思います。