行き過ぎの責任感
責任感からか、何でも引き受けてしまう人がいます。
率先して引き受けている人もいます。(僕は、結構、このパターンです。)
この記事に行き着いたということは、あなた様も多かれ少なかれ、その傾向がある
のではないでしょうか。
仕事を引き受けるということは・・・
1つの仕事を引き受けるという事は、作業が1つ増えるという事ではありません。
その仕事をやり遂げるために最低でも以下の作業が増えると思います。
周りへの根回し
引き受けた仕事に関して、自分はどういうポジションでどういう作業をするのかを
その仕事に関わる人たちに知ってもらう必要があります。
今後のことも踏まえ挨拶をすることは、いわゆる”根回し”ということになります。
これらがうまくいかないと、なかなか仕事がはかどらないことがあります。
段取り
自分の引き受けた仕事のゴールを確認したのち、どういう風に段取りをしたら効率
が良いかをまとめます。そのまとめは、いわゆる計画となりますが、その計画通り
に進めていくために、仕事の全体像を浮環でみながらバランスをとりながら段取り
の変更へ修正を加えて仕事を完成させます。
フォロー
仕事はなかなか予定通りには進みません。
どこかが遅れる、全体が遅れる・・・など、遅れることがしばしばあります。
そうした時、部署と部署の連携や人と人との関わり合いをスムーズに行くように伝達
したり、調整することが必要となります。
自分自身が動くことができない場合、代理の人間にその仕事をやって頂くこともある
と思います。そんな時は、その代理人がスムーズに動けるような環境作りや根回しと
いった作業も増えることになります。
1つの仕事を引き受けるという事は、仕事の規模の大きさに関係なく、こうした作業が
増えるという事です。
僕が伝えたいこと
1つの仕事を引き受けるという事は多くの作業が伴い大変です。だから、そうした作業
が発生する事を何も考えずに仕事を引き受けてはいけない!
・・・・と、言いたいのではありません。
手放すことで生まれる”ゆとり”
今抱えている仕事を1つ手放せば、芋づる式に根回しやフォローといった作業からも
解放されるはずです。
そうした仕事及び作業から解放されることで、少しだけ”ゆとり”が生まれるよ!
・・・と、言いたいのです。
眉間にしわを寄せ、カリカリと仕事して怒りっぽくなり・・・
『最近、そんな風になってきたなぁ』
と、思い当たる人は、1つだけ仕事を手放してみてはどうでしょうか。
心が痛む?
責任感のある方は、一度引き受けた仕事を放り投げるようで心が痛むと思いますが、
仕事を背負い込んで、イラツキ、周りに悪い空気を振りまく方が良くないと思います。
そういう仕事は、多くの場合、納期に遅れ、ミスも多く、人間関係もギクシャクします。
周りは、いつも明るくて楽しそうなあなたが好きなはずです。
周りはどう思っているの?
責任感から仕事を背負い込んでイラついても・・・
”その仕事、自分が勝手に背負い込んだくせに、なんでイラついてんの?”
・・・というくらいにしか周りは思っていません。
逆に言えば、周りがそんな風だから、あなたが背負い込まざろう得なかったわけです
けれど・・・。とはいえ、勝手に背負い込んだくせに!と言われてしまえば、確かに
その通りなわけです・・。
一旦、その責任感から自分を解放してあげてみてはいかがですか?
心が痛むかもしれませんが、周りはなんとも思っていません。
まぁ、中には、
『あの人、勝手にやると言って、勝手にやめた!』
と、あなたの陰口を言うような人物もいるかもしれません。(きっといます(笑))
しかし、あなたは、少しでもやろうと思った人です!
周りの人達のように、何もやらずに人の事をいろいろ言う人と同じではありません。
潔く、自分の無責任を認め、認めたら綺麗さっぱり忘れて、その仕事を手放しましょう。
手放すことで、芋づる式にとられていた時間が解放されます。
心のゆとりが生まれます。
そこから、笑顔が生まれます。
家庭もうまくいきます。(飛躍しすぎかもしれないですね(笑))
・・・・オノマトペ。