プラスチックの黄ばみ ファミコンを綺麗にしたい
このファミコンは、改造済でAV端子仕様となっています。
だから、手軽に液晶テレビにも接続ができるのですが、いかんせん、黄ばみが気になります。
そして、スティック。これが、特にひどい。
裏は綺麗なのだけれど、その境目を見比べると一目瞭然!
もとの白さに戻してあげたいのです。
プラスチックの黄ばみ 用意するもの
・ 花王のワイドハイターEXパワー詰め替え用(280円くらい)
・ 紫外線
・ 透明な容器
簡単な話、花王のワイドハイターEXパワーと紫外線が化学反応を起こして黄ばみを取るとい
うことです。透明な容器が必要なのは、紫外線が横からも入りやすくするためです。
透明な容器に黄ばみの付いた部品を入れ、部品がひたひたになるまで花王のワイドハイターE
Xパワーを注いだら、ひたすら、日光に当て続ける。
と、それだけで、黄ばみが綺麗になってしまうんです。
プラスチックの黄ばみ ファミコン分解
ファミコンやスティックをそのまま花王のワイドハイターEXパワーにドボン!という訳には
いきませんので、分解します。ファミコンの分解方法は簡単ですので省きます。
ただ、どんな風になっているのかを解体前に写真を撮っておくことをお薦めします!
単純にネジをはずすだけですが、基盤と本体がねじ止めされている箇所もあるので、注意深
くはずします。
すごいと思ったのは、ファミコンのネジ!
全部同じ規格のネジを使っていました。
コストのことも、こういうところで考えているんだなぁ~と感心しました。
基盤を取り外しましたが、このファミコンは改造版なので、コードが抜けません。
抜こうと思うと、ハンダを取り除いて、基板から取らないといけないので面倒です。
よって、こんな風にします。
右の袋の中には基板やコントローラーが入っています。
このまま、黄ばんだファミコンの外側だけをドボン!
プラスチックの黄ばみ取り 漂白方法と結果
その1.ドボンと入れるだけの漂白方法
白いプラスチック容器に洗剤を入れ、黄ばんだファミコンをヒタヒタになるまで浸けます。
そしてお日様のもと数日、放置します。
雨が降っても良いように、基板などは袋に厳重に締まっておけば大丈夫かと思います。
ただ、この方法の欠点は、洗剤を無駄に多く消費してしまうということです。
この方法の前に、別の方法を試してみようと思います。
その2.保湿パックの要領でする漂白
この方法の場合、用意するものがあります。
・ 花王のワイドハイターEXパワー詰め替え用(280円くらい)
・ 紫外線
・ キッチンペーパー
・ サランラップ
洗剤をキッチンペーパーに浸み込ませ、それをファミコンの上に置きます。
凸凹部分は、楊枝などでキッチンペーパーをなぞるようにして、キッチンペーパーを押し込
んでいきます。女性がする顔の保湿パックのような感じです。手でちぎっては、細かい部分
も貼っていきます。
キッチンペーパーで包み終えたら、それをサランラップで包みます。
これで、洗剤の蒸発を少しだけ防ぐことができます。
紫外線は、ガラスだって突き抜けるのだから、サランラップやキッチンペーパーだって突き
抜けるでしょ?という理論で進めていきます。
このまま、日差しの強く当たるところに(ベランダ)に放置します。
日曜の午後から放置して、火曜日の夜にいったん終了です。
結果発表!ファミコン編。
ラップを取り除いて感じたことは、全くといっていいほど、洗剤が蒸発していませんでした。
ラップってすごい!これなら、効果も期待できる。
気になるのは、赤い染み。
これ、ファミコンに貼られているシールの部分です。
恐る恐る、キッチンペーパーも取り除いてみました。
比較
漂白前のものと比べると・・・ 左がBeforeで、右がAfterです。
全体的に白!というわけではありませんが、綺麗になっています。
アップ写真も左がBeforeで、右がAfterです。
そんなにわからない・・・・。
もう一回、やればもう少し白くなるかも。
シールの赤が滲んでいましたが、シールは剥がれていませんでした。
心なしか、色が薄くなっています。
レバーなど漂白が強かったところが、少し白く変色してしまいましたが、大きくは目立ちま
せん。
しかし、錆が気になります。
カセットを取り出す部分の金具が錆びています。
今回の漂白でなったものと思いますが、本体が綺麗だから良しとします。
もう一回やったらどうなるんだろう?
ここだけ、マスキングしておいた方がよさそうですね。
あと、洗剤のぬめりをとるために、水洗いをしたのですが、完全に乾くまでは基盤を元通り
にすることはやめておきます。
スティックの方は、分解できなかったので水洗いが出来ません。
根気よくふき取るしかなさそうです。
結果発表!スティック編。
恐る恐るキッチンペーパーを取り除く。
綺麗!なのですが、黄ばみがまだらに残っています。
紫外線が均等にあたっていなかったようなので、キッチンぺーパーを貼り合わせ、ラップで
包み、夕方から、再度、炎天下に2日間放置しました。放置は合計で約4.5日です。
その結果と比較がこちら。
左がBeforeで、右がAfterです。
感動もの!
・・・ですが、一部の塗装シール?が洗剤でふやけて剥がれてしまいました。
まぁ、仕方ないか・・・。
なので、1000番ほどの紙やすりで塗装を剥がしてみました。
まぁ、綺麗になったし、OKか。
あと、プラスチックの赤い部分がファミコン同様白くなったところがあります。
これも良しとするか。
塗装が剥げたところは、シールでも貼っておこう。
ネットを検索するとラベルシールというものを見つけました。
インクジェットプリンターで印刷して貼れるものです。水にも強いらしいです。
これでシールを作ってスティック本体に貼れば、ほぼ完ぺきになると思います。
いずれにしても、↓これが、 ↓これになったんだから、良しとしましょう。
結局、洗剤にドボンと浸け置きしなくても黄ばみがとれることが分かりました。
ファミコンを組み立て直す
ここで解体前に撮影しておいた写真が役立ちます。
全体写真の他に、4分割で写真を撮影しておきました。それが、次の4枚です。
この写真をもとに組み立て直します。
そして、完成!
スティックのシールが剥げた部分の補修は行っていませんが、実験は成功です。
洗剤に浸け置きしなくても、これだけ黄ばみが取れることが分かりました。
この保湿パックの要領でする漂白方法がいけるのであれば、次が本番です。
実は、新婚旅行先で購入してきたラジカセの黄ばみを取りたいのです。
保湿パックの要領でする漂白方法で、今度はこのラジカセの黄ばみを取りたいと思います。
後日、ご報告いたします!