桜の花の季節に想うこと。

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春になると桜の花の話しがあいさつ代わりで、今週が見ごろだとか、花冷えだとか・・・

普段お話ししない人とでも桜の話題から接点が生まれます。

そんな話を隣で聞いている僕です。

そんな会話中に『桜の花はパッと散るから好き!』というフレーズが頻繁に登場します。

散り際が潔く映るのでしょうね。

僕も好きです。

けれど、僕は”散り際”よりも”媚びていない”ところの方が好きです。

これは植物全般に言えることですが、人間の顔色をうかがって咲こうとはしていません。

満開の桜を見たければ、人間がスケジュールを調整しなければいけません。

多くの人に見てもらいたいので日曜日に満開になるようには調整していません。

そこが好きです。

自分のペースで一生懸命花を咲かせ、思う存分咲かせたら、パッと散る。

この一連が、全て媚びていない。

僕も、そうなりたい。

もし、毎年、人出の多い土日に花を咲かせるような、媚びた桜の木があったら・・・

感動も無くなるのではないでしょうか。

勝手に咲いて、勝手に散る。

”見たければ、おいでよ。見れなければ、今度、予定が合った時に。

僕は僕のペースで生きているよ。”

そんな風に見えるのは僕だけかな。

花を見て、勝手に元気をもらう人がいる、喜ぶ人がいる。

でも、桜は、そうしたくて花を咲かせるのではない。

ただ、ただ、自分がベストだと思う時にベストな花を咲かせているだけ。

・・・だから、惹かれちゃうんだよなぁ。

・・・・オノマトペ。