何かと「ちょっと!」と呼ばれてしまう人へ。もっと、あなたは自信を持つべきです。

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○○くん、ちょっと!

○○くんを呼んだ方の意識

「○○くん、ちょっと!」

こんな風に人を呼んでは、仕事や相談に乗ってもらう人がいます。

「ちょっと!」というくらいです。

きっと、呼びつけた本人にしてみれば、僅かばかりのお願い事なのだと思います。

時間に換算しても、ほんの少しの間の事という認識なのだと思います。

しかし、よくよく考えてみれば「○○くんはちょっと!」は、XXさんであっても、△△さんであってもダメで、○○くんでなければ解決しない仕事や相談事だからこそ、○○くんを呼んだはずなのです。

○○くんでなければダメ

○○くんでなければダメだから呼んだとすれば、○○くんにしか解決できない事なのです。

それは、○○くんにしかない価値なのです。

これは、本当にすごいことなのです。

しかし、呼んだ方は、ちょっとしたことなのでお礼をしようとしたり、報酬を与えようとしたりといった考えが浮かびません。

日本は、まだまだ目に見える作業と時間に対してしか報酬の価値を認めない国だと思います。

ほんのわずかな時間でも○○くんしかできない事なのだから、○○くんは特別なのです。

そこになぜ報酬を与えないのか?

大収穫の裏にあるもの

例えば、ある土地を耕し、トマトの収穫が例年にも増して大収穫だったとします。

農家の人はもちろんすごいです。

しかし、もし、この土地でトマトを栽培したら収穫が増える事を知っていた人物が、その農家の人にアドバイスをしたとしたらどうでしょう。

当然、この土地で栽培することをアドバイスしてくれた人にも報酬があってしかるべきだと思いませんか?

そのアドバイスした人は、机の前で「うーん・・」とうなってばかりだったかもしれません。

データを見ては考え、肉体的な疲労はなく、農家の人より楽そうに見えたかもしれません。

この見方こそが悪い癖なのです。

結局、身体を動かさず、机の前にずーっと座っている人のお陰で大収穫を得られたわけです。

目の前で忙しく動き回っている人が一番すごい!のではないのです。

見誤るもう一つの例

忙しく動き回っている人を評価するなとは言っていません。

しかし、騙されてはいけないと言いたいです。

あなたたちの周りで、いつも忙しそうにセカセカと歩き回り、机の上には書類がたくさん!

そんな人、いますよね。

上司はそういう人を評価する傾向にあります。

でも、一歩間違えると、その上司も目が節穴だと言わざるを得ないかもしれません。

ここで違うものの見方をお教えします。

忙しく動き回っている人は「段取りが悪い」という仮説を立てたらどうでしょうか?

段取りが悪いから、うまく物事が運ばず、それゆえ忙しく動き回っている!

いかがでしょうか?

仮説だとしても筋が通りますよね?

そうなんです、こういうことなんです。

しっかり、物事を見ないといけないんです。

生み出す人が一番偉い

偉いというのは少し語弊が生まれますので、評価されるべき!という言葉に置き換えます。

農家にアドバイスした人の価値、ちょっと!と呼ばれる○○くんの価値、実は段取りがうまく出来ないからこそ忙しいだけなのに評価されてしまう人の価値・・・。

こうした、もっと評価されなくてはいけない人が評価されず、評価に値しない人が評価されるという世の中をどうにかしたい!

それは、簡単!

ゼロから一(イチ)を生み出した人、思いついた人の価値を認め評価することです。

みんなが口をそろえて、その発想に賛辞を贈る!

これだけで、世の中は変わっていくと思います。

今日、僕が賛辞を贈る人

武富士ダンス

最近、武富士ダンスをリメイクしたバブリーダンスチームが脚光を浴びています。

こういうパフォーマンスを見ると、その統一され乱れの無い動きに感動を覚えます。

動画を見た多くの人は、パフォーマーの凄さに目が行きます。

相当な練習を積み重ねた凄さを称えます。

しかし、僕は、武富士のダンスをリメイクしよう!と思いついた人に賛辞を贈りたいです。

振付師と同じ人かもしれません、ダンサーの生徒かもしれません。

とにかく「これをやってみよう!」と最初に思いついた人に、スゴイ!と拍手したいです。

ちょっと!と呼ばれる人へ

もし、あなたが「ちょっと!」と呼ばれる人なら、あなたのその価値は”ちょっと”どころではない事を自負してください。

呼ばれても解決できなかったとします。

でも、あなただから呼ばれたのです。その価値があるのです。

もっと言えば・・・

「ちょっと!」と呼ばれて、相手先に行った時間には時給が発生してもおかしくないのです。

たとえ、隣の上司のところに行ったとしても!

だって・・・

あなたにしか解決できないだろうと呼んだのです。

呼べば何とかなるかもしれない。

呼ばなければ、解決の糸口さえ見つからないかもしれない。

だったら、まずはあなたを呼んでみようと思ったのです。

そこには、時給以上の価値と報酬があってしかるべきだと、あなたも心得るべきです。

あなたの意識が変われば、呼ぶ方の意識も変わります。

そうやって変わっていけば・・・

先ほどの農家にアドバイスをした机の前でうーんとうなっているだけの人も、

「アイツは体を動かして仕事をしない!サボっている!」

なんて評価されなくなるはずです。

呼ばれたのに解決策を生み出せなかった・・・と、悲観しなくて良いのです。

それも承知で、まずはあなたに意見を聞いてみたかったのです。

あなたでなくてはダメだったのです。

そこに価値があるのですから、答えなど出さなくても成立しているのです。

ここのところは大事なので、しっかり覚えておいてください。

・・・・オ・ノ・マ・ト・ペ。