何が気になるのか?
飲み物、食事を飲み込む時にゴクリと音がしてしまいます。
さほど大きい音ではないですが、音と一緒に喉が動きます。
この喉の動きが何とも不愉快に感じられます。
「人間だもの、そりゃぁ鳴るでしょ!」
「もっと気にしなければいけないほかの事あるんじゃない?」
と、言われそうですが、何とも不愉快なんです。
気になると、何度も試して鳴らないようにしたくなっちゃう。
この感覚、どなたか、分かりますかね・・・。
調査結果
私の場合、年齢のせいかと思いました。
しかし、そのような説明をしているサイトを見つけることは出来ませんでした。
年齢と喉(のど)の関係でヒットするページは「誤飲」「むせる」といったのがほとんどです。結局、専門家が解説するページは見つけられませんでした。
自分なりの分析と対処方法
喉が鳴る時
1.喉に力が入っている
飲み込む時、意識すると喉に「力」が入るようです。
そうすると間違いなくゴクリと不快な喉の動きとともに音がします。
<対処方法>
飲み込む前に出来るだけ喉を意識することなくリラックスします。
私の場合、喉の左側、静脈にそって右手で上から下にそっとさすりながら飲み込みます。
そうすると、意識がゴクリに集中しないせいか、不思議とスルッと飲み込めます。
つまりこれは、他に意識を向ければ良いということだと思います。それぞれで、自分の意識をそらせる場所を探してみてくださいませ。ちなみに、歩きながら飲み込んだ場合でも、ゴクリと鳴りませんでした。歩くことに意識が向いているせいだと思います。
2.空気を一緒に飲み込んでいる
カップで飲む時よりストローで飲む時のほうが、ゴクリと不快な喉の動きが少ないような気がします。
カップの場合、空気も一緒に入ってくるので、それが原因のようです。
おまけに喉に力が入ってしまえば、確実にゴクリと鳴ります。
ゴクリと鳴った回数が多い時は、その後にゲップをします。これは、空気を飲み込んでいることの証明だと思います。
<対処方法>
ペットボトルの口からダイレクトにゴクゴク喉に流し込んだり、ストローで流し込む時は、一緒に飲み込む空気は少ないですが、カップの場合や食事で咀嚼した後に飲み込む時は、飲み込む前に口の中の空気を鼻から出し切ってから飲み込むと割と良いです。
3.姿勢
椅子に座り、横や斜めを向いてテレビを見ながら飲み込むとゴクリと鳴ります。
一度鳴ると意識するせいか、喉に力が入ってしまい、ずっと鳴ります。
<対処方法>
テレビを見たいなら、テレビの正面に体を向けて、首がねじれていない状態で飲み込みます。また、上でも下でもなく正面を向いて飲み込みます。
歩きながら飲み込むとゴクリと鳴らなかったように、姿勢が良ければゴクリの回数は減ると思います。
4.まずいと思っている
苦い、渋い飲み物は、飲み込む前に身構えてしまっています。
自然と力が入ってしまうのですね。
<対処方法>
なかなか高等テクニックですが、口に含む前に、自分の大好きな味とのど越しと、飲み込んだ後の何ともうまい香りが鼻に抜けるところをイメージして飲み込みます。そうするとリラックスできてのみ込めるのでゴクリと鳴るのが抑えられます。
まとめ
私個人的には、上記の対処方法を組み合わせて使うと良いと思います。
姿勢を伸ばして、首筋をなでながら、鼻から空気を抜いてから飲み込む・・・とか。
本来、意識しなくても、普段こうした行動をとれているのだと思います。
ところが、何かの拍子で上手く出来なくなり、それが気になり、今まで気にしなかった動作を気にし始めるから、余計、自然に動作ができなくなってしまうのではないでしょうか。
その結果、どんどん、ぎこちなくなってしまうのだと思います。
例えば、同じ漢字を練習帳に何度も書いていると、あれ、こんな字だったっけ?と思えてくるのと似ています。普段そんなに意識しない簡単な漢字を何度も書くことで、細部が気になってしまい、どこか今までの認識とは違う感覚になってしまいます。
喉のゴクリもそういうことだと思いますから、上記の対処方法で『大丈夫だ!』と思えれば、安心して、自然といつも通りの動作に戻っていくと思います。
なぜなら、このサイトを見つけて対処方法を探る前までのあなたは、飲み込みは自然に出来ていたのですから。
前からできていたことはできます。元に戻れますので、安心してください。
先程の例でいうと「人」という字を何十回も書いていると、こんな字だっけ?という感覚になります。けれども、翌日、「人」という字を書いてとお願いされれば、昨日、抱いた違和感を感じることなく書けてしまいます。
このゴクリも同様です。
意識しすぎているうちは違和感がたくさんありますが、1回でも元に戻ってしまうと、元に戻ったという安心感から不安は取り除かれ、必要以上に意識しなくなります。
意識しなくなることで、いつもの自然体に戻っていきます。
ゴクリという違和感を忘れるためのキッカケとして、上記の対処方法を組み合わせて試してみてはいかがでしょうか。