発送が面倒くさい
不用品の処分は「メルカリ」「ヤフーオークション」といった手法を利用することで、ただのゴミがお金になり、家の中もスッキリ!なんていう番組が増えました。
オークション歴20年以上の私にとってみれば、最近のそうした仕組みはとても進化したと感じています。
何でもスマホで簡単に利用できてしまいます。
昔は、オークションに出品するためには、ある程度ホームページの知識が必要だったし、商品の撮影にはデジカメが必要で、その画像をパソコンに取り込むことで、ようやく出品することができました。
それに比べたら、思い立ったらすぐに出品できる今の世の中は、便利という言葉しか出てきません。
そうしたテレビ番組の影響からか、私の周りでも「メルカリ」などに挑戦したいという人が増えてきました。最初は、ワクワクしてスマホをいじっているのですが、半分以上の方は、止めてしまいます。
その理由は何なのか? ズバリ・・・、
発送が面倒くさい! もっと言うと、発送の前の梱包が面倒!
ということです。
私としては、私自身の教え方がいけなかったと反省しています。
ゴミが売れてお金になって、家の中もスッキリできるという感覚以外のことを、もっと教えなかったことが、長く続かなかった原因だと思います。
メルカリ利用初心者の気持ち
メルカリを利用したいという初心者は・・・
- ゴミがお金になる
- 断捨離が進み家の中が片付く
- 稼いだお金はコンビニなどで使える
といったところです。
もう少し踏み込むと、買い取り業者にお願いすると、買い叩かれたり、詐欺まがいの被害にあうというネガティブな気持ちがあり、だったらみんなが簡単だと言う「メルカリ」をやってみようという気持ちになるようです。
人に頼めば、その人に手数料を支払わなければいけないこともあるでしょう。
だったら、自分でやってみよう!という気持ちなのです。
この向上心はとても素晴らしいですし、私もドンドン後押しをさせてもらいたいのですが、面倒な部分もあるということをセットで伝えないといけないというのが、前述の反省すべき部分です。
発送と梱包が面倒
遠い昔の私のオークション経歴をさかのぼってみますと、確かに発送が面倒だと感じたことがあり、それは、オークションを始めたばかりの頃の記憶と一致します。
どうやら、最初のうちは誰でも感じる感情のようです。
この面倒だという感情が無くなるには、以下の3つがあります。
- そのうち面倒ではなくなる
- 人に発送を頼む
- オークションを止めてしまう
1.の「そのうち面倒ではなくなる」は個人差があります。私の場合、振り返ってみると、面倒臭さの原因はたった1つなので、以下を参考にしてみてください。
2.と3.は、せっかく始めたのだから、人に頼まず最後までやってみようよ!と言いたいです。きっと、発送が面倒で無くなれば、全部楽しくなります。
面倒だと感じる原因を無くす方法
面倒くさいと感じるのは、発送と梱包です。
出品して、売れるかどうかドキドキして、値段が上がったり、落札されたり、自分にとってはガラクタ同然の物が売れたりして、嬉しくなります。
しかし、売れてしまうと、今度はそれを発送しなければならなくなり、面倒だなと感じるようになります。
私の場合は、その面倒だと感じる発送の環境を面倒だと感じないように整えました。
それに伴い、出品する商品を最初は発送&梱包環境にあわせるようにしました。
発送と梱包の環境を整える
- あて名書き
- 梱包資材
- 発送
<梱包資材と発送環境を整える>
商品を発送するためには、梱包をして郵便局やコンビニ、または配送業者と契約して自宅に荷物を取りに来てもらうといった環境が必要です。
近くに郵便局、コンビニがある場合は、そこから発送できるような環境を整えます。
ゆうパック、レターパック、定形外などの料金を調べ、自分の出品する商品は、どの大きさが多いのかを確認して照らし合わせます。
「本」が多くて、まず本棚を整理したいのであれば、定形外かレターパックという方法が発送料金が安くてすみます。また、クリックポストという方法もあります。
「メルカリ」では多くの出品者が”送料は出品者負担”にしていますので、送料が高いと、商品が売れても手元に残るお金が少なくなってしまう可能性もあります。そのためにもしっかり、自分の出品するものと配送の方法と配送料金を確認しておく必要があります。
もちろん、送料を落札者に負担させるという設定も出来ます。しかし、その場合も送料の質問をされることがあるので、いずれにしても、配送料金と配送の方法(定形外、レターパックなど)をネットで調べておくと良いです。
自分の出品物と配送方法が決まったら、そのための資材を先に購入しておきます。
実は、商品が売れてから梱包資材を用意するのが、一番面倒だと感じる瞬間なのです。だから、事前に梱包資材を用意しておくと、売れたらすぐに梱包できるし、その流れで、あて名を書いて発送までできます。
出品物があらかじめわかっていれば、それに合わせて資材を用意すれば良いので、本を多く出品するのであれば、少し多めに本の入るような袋を用意しておけばOKです。
私の場合、本はクリックポストで送ります。クリックポストで送れる条件は以下の通りです。
厚さ3cmまで送れるので、本を適当な袋にくるんで、そこにクリックポスト用のあて名を作成し、それを貼ってポストに投函しています。
定形外、レターパック、クリックポストといった配送方法は、郵便局に行かなくてもポストに投函するだけでOKなので便利です。ただし、定形外は、自宅で重さをはかり、それに合わせた切手を貼らなければいけません。
私の利用している梱包資材屋さんを以下に紹介いたします。
「ストア・エキスプレス」というネットショップのお店です。
<あて名書きの環境を整える>
定形外やレターパックは手書きが基本となります。それが面倒という人も多いかと思います。
オークションでもメルカリでもやり取りはパソコンやスマホで行うので、商品の発送先住所は書き間違いなどないように、コピペで済ませたいものです。
そういう場合は、クリックポストや配送業者との契約が必要になってきます。
メルカリの取引の場合は、メルカリ便を使うというのも手だと思います。
ヤフーオークションの場合は、クリックポストがおすすめです。
この環境を整えておけば、落札者の住所をコピペするか、メルカリの場合、コンビニでアプリを見せれば、簡単に宛名が出来上がります。
あとは、それを商品に貼って、クリックポストの場合はポストに投函、メルカリ便の場合はコンビニに出せば完了です。
出品する商品が大きいものになってきて、郵便局やコンビニに持ち込みができなくなってきた場合は、配送業者と契約します。
クロネコヤマトや佐川急便に電話して、担当者に見積もりをもらい、契約すれば完了です。
「メルカリ」は「買う」ことから慣れていきましょう
出品の前に買うことを覚えれば、自分が出品した時の流れは立場を逆にすれば分かりやすいので、まずは何かを買ってみるというのも良いと思います。
けれども、ガラクタをお金に換えたいのに、どうして先に出費をしなければいけないのか?と抵抗もあると思います。だから私は、紹介制度をうまく利用するように伝えています。
以下からメルカリに進み、会員登録(無料)をする時に”招待コード”の欄に「OnJ077」(オー、エヌ、ジェイ、ゼロ、ナナ、ナナ)と入力します。すべて半角英数字で、大文字と小文字の区別が必要です。ここからOnJ077をコピペしてもOKです。
招待コードを入れることで、500円をあなたと私がもらえます。
何も入力しないでそのまま会員登録を終えてしまうと、どちらも500円はもらえません。
もらった500円で実際に買い物をしてみましょう。※厳密には500円ではなく500ポイントが付与されます。メルカリ内では500円と同じ価値で使用できます。
500円以内のものを探して、本やCDなどをこのポイントで購入すると良いでしょう。
会員登録が完了すれば、自分がお友達を招待することも出来るようになります。そうすれば、あなたのお友達とあなたに500円(500ポイント)が付与されます。
この500円でお買い物をして、商品の注文から到着までの流れを勉強してみましょう。
この方法であれば、欲しいものがタダで買えることになります。また、勉強にもなります。
購入した商品がDVDやCD、本といった場合は、読み終えたり、聞き終えたりしたら、今度は自分がメルカリに出品してしまえば良いと思います。
オークションとメルカリの違い
私の個人的な意見としては、先にメルカリに慣れてからヤフーオークションに進むのが良いと思います。
オークションとメルカリの大きな違いを説明します。
オークションは、値段がドンドン競り上がっていき、最終的には売りたい金額より高くなる場合があります。メルカリの場合は、売りたい金額で売れたら終了です。
オークションは値段が上がるけれど、メルカリは値引き交渉が盛んなので、値引きをすれば、希望金額以下で売ることになります。
そのため、価値がありそうだなと思う商品は、オークションに回し、どうでも良い商品はメルカリに回すと良いと思います。
断捨離に一役買うオークションとメルカリ
私が周りの人に伝えているのは、捨てようと思う商品を本当に捨ててしまう前に、オークションかメルカリに1週間だけ出品してみましょう!ということです。
ずいぶんと長い間、家の中を占拠していたガラクタですが、たかだか1週間、捨てる期間が延びても、どうってことないと思いませんか?
その1週間、オークションやメルカリに出品して売れたらラッキー! 売れなかったら本当に捨てるか、人にあげればいいのです。最近では、捨てるにもお金がかかる時代ですので、捨てる前に1週間だけ出品してみましょう!
ちなみに、オークションは出品期間を決めることができます。メルカリは、出品を取り下げなければ、ずっと掲載されています。いずれにしても、ご自分の都合で出品の期間を設定できるので、メルカリやオークションにチャレンジしてみましょう!