子供に、サッカーとバスケットボールを教えたとする。
しかし、サッカーはあまり上手にならない。
どうして、上手にならないかを聞くと「サッカーはあまり好きじゃない」
そう子供は答える。
親は、たとえサッカー選手になって欲しくても、好きではないスポーツはやらせないだろうし、好きなバスケットに力を入れるように励ますだろう。
親は、サッカーが好きではない事に対して子供に怒りを感じるだろうか?
きっと、感じない。
このこのとは、同じ会社の仲間にも言えることだけど、忘れがちです。
報告・連絡・相談をしない社員に、いつも腹が立ち、その都度、注意するけれど、直らない。毎度の事なので仕事に支障をきたす・・・。
腹が立ち、何とかその部分を直してほしいけれど、直らない。
相手は飄々としていて、間違ったことをしていない自分の方がストレスがどんどん溜まってくる。
こういうこと、しょっちゅうですよね。
・・・・僕もそうです。
でも、自分が悪くないのに、自分が苛立つことは変な話です。
報告・連絡・相談を先程のサッカーに例えるとします。
その社員は、サッカー(報告・連絡・相談)があまり好きではないんです。
だから上手にならない。
そう考えればいいのです。
スポーツだと向き不向きを容認できても、仕事だと容認できない。
それをやめればいいのです。
報告・連絡・相談なんて基本中の基本で、できない人はいないと考えることがほとんどだと思いますが、できない人もいる!という認識を持てばいいのです。
出来る人にとっては当たり前だけれど、できない人にとっては当たり前ではない。
・・・それだけの事です。
このことを伝えると、決まって・・・
あなたは心が広いんですね!とか、報告・連絡・相談ができない○○さんって愛されているんですね!という言葉が返ってきます。
いえ、いえ、違います。
○○さんは、報告・連絡・相談が出来ない人だと決めつけただけです。世の中のほとんどの人が出来ることを出来ない人。そう、レッテルを貼っただけです。
だから、心が広いというより、むしろ・・・狭い?(笑)
○○さんは愛されているのではなく、追い込まれているのです。
○○さんは、報告・連絡・相談が出来ない人。
○○さんは、XXが出来ない人。
そうやって、○○さんの出来る範囲がどんどん狭くなってきます。
出来ることが少ない人を会社は必要とするでしょうか?
こういうことを納得出来れば、イライラしないと思います。
・・・オノマトペ。