私の場合、YouTube用の動画はスマホで撮影しています。
たかだか時間にして10分程度の動画でもすごい容量に驚きます。
動画を圧縮する方法は、別でまとめたので以下の記事を参考にしてくださいね。
今回は、動画を撮影し終え、YouTubeにアップした後に肖像権に触れるかもしれない映像が映っていたと気が付き、その部分に対してモザイクを入れる・・・という方法をご紹介します。
せっかく動画をアップするところまでいったのに、動画の編集をパソコンでしたり、動画を撮り直すという面倒は嫌ですよね。
実は、YouTubeには、アップされた動画にモザイクをかける機能があります。
YouTubeでは、モザイクという良い方をしておらず「ぼかし」という言葉を使っています。
最初に言っておくと、このぼかし機能、かなり優れています。
ぼかしたい場所を指定すると、その指定した映像が出てこなくなるまで追尾して、ぼかしを自動でかけてくれます。
そのため、肖像権やふさわしくない映像が最初に出た画像にぼかしを指定するだけで、この作業は完了してしまいますので、とても簡単です。
YouTubeでぼかした動画
実際に、私がぼかし機能を使ってぼかした動画をご覧ください。
仕事の実績として映画ポスターの画像を利用したのですが、キャラクター以外の芸能人は仕事の実績とは関係が無いので「ぼかし」を入れました。
「ぼかし」とそのぼかしが追従されていることをご確認いただけます。
YouTube ぼかし機能を使う
上記動画のように「ぼかし」を動画に入れるには、対象となる動画を「YouTube Studio」から「動画」と進み、対象の動画のサムネイルにマウスを合わせると表示される「鉛筆マーク」をクリックすることで表示される「動画の詳細」から行います。
動画の詳細画面で「エディタ」をクリックします。
すると、以下のような画面が表示されます。
見えにくくて申し訳ないのですが、赤丸で囲んだ部分が「ぼかしを追加」する機能となりますので、「ぼかしを追加」をクリックします。
以下は、説明上違う動画を例にしていますが、次のような画面になったと思います。
カスタムぼかしの横にある「編集」ボタンをクリックします。
動画の再生が行われます。
動画にマウスを合わせると、一時停止と再生ボタンが表示されるので、ぼかしの入れたい部分まで進めたら一時停止を押します。
例えば、この動画で、丸いのこぎりの歯が付いた部品に「ぼかし」を入れたいと思ったら、動画を見て行き、最初に部品が登場したところで一時停止します。
微調整は、下にある赤い印の付いた縦の棒をマウスでつかんで移動することでできます。
マウスのクリックを早く繰り返すことでも微調整ができます。
つまり、ほんの一瞬でも登場させたくない映像がある場合は、その映像が出た瞬間のフレーム(コマ)にあわせる必要があるため、微調整を行うのです。
私の場合、この丸いのこぎりの歯が付いた部品は、最初から登場します。
最初の画面で一時停止をした状態です。
右下に見えるのが「ぼかし」たい部品です。
一時停止された状態で、その部品に対してマウスの左ボタンを押しながらドラッグして、四角くその部品を囲います。
ドラッグしている最中は、薄い赤色ですが、範囲を確定させると以下のように、半透明の四角い枠となります。
もし、範囲した場所を訂正したい場合には、赤く丸で囲んだ「x」をクリックすれば、選択した範囲を解除できます。
あとは、「完了」ボタンをクリックし、一つ手前の画面に戻ったら「保存」をクリックしたら完了です。
このぼかしの追尾機能には、弱点があります。
- 早い動きは追えない
- ぼかしの部分とそうでない部分が重なると完璧な追尾できない
- 追尾の時間が限られる
冒頭の私の動画は、上記3つの弱点には接触しませんでした。
つまり、追尾時間は短く、動きは早くなく、ぼかさない部分とぼかす部分の映像の交差が無かったので、ほぼ完ぺきに「ぼかしの追尾機能」が働いたと思われます。
あと、最後に1つ、弱点というほどではありませんが、最後に保存をして「ぼかし」機能が反映されるまで、最低8時間かかります。
その間、アップした動画は「ぼかし」無しで再生されます。
とはいえ、自分のパソコンでぼかしを入れたりするよりは便利だと思います。せっかくアップした動画を削除して、パソコンで編集して、アップして、字幕を付けるなんて手間がかかりすぎます。
ちなみに、ぼかしを入れても、先に設定した字幕などは削除されないので安心してください。
まだ、この機能は使い始めなので、全てを的確に説明しきれているかわかりませんが、この機能をご存じなかった方には、大変便利だと思います。
どうぞお試しくださいませ。