さっさ、さっさと動いて仕事をしている人を見ると、たまぁに自己嫌悪に陥ります。
あぁ、自分は仕事が出来ないなぁ~と。
でも、そんな人を観察していると、たいしたことをやっていなかったりして・・・
むしろ自分の方が早く出来そうな仕事だったりもする。
けれど、周囲の人間は、さっさと動いている人を評価する。
これ、実は、経営者にとっては”お前の目は節穴かよ!”と言われかねない状況です。
仕事には”段取をりする”という能力が必要です。
段取り8割!と言われるほど、段取りがうまくいくかどうかで、仕事の内容が決まり
ます。
つまり、さっさと動いている人は、テキパキと仕事をしているのではなく、焦って
仕事をしている可能性があるのです。
なぜ焦っているのか?
それは、段取りが悪いからです。
段取りの上手な人ほど、動きがゆったりです。
仕事もゆったりで、定時にはさっさと帰ってしまいます。
段取りの出来ていない人ほど、時間までに仕上げなくてはいけない仕事のために、
こまごまと忙しなく動きますが、周囲の人間は、それを一所懸命働いている!と
評価してしまいがちです。
そして、本来評価されるべき人間は、いつも定時に帰り、仕事をあまりしない人と
評価されがちです。
全てがこのようなケースではないにしろ、経営者はこの落とし穴に注意が必要です。
本当に評価されるのは、仕事前の段取りがうまい人であるという事を覚えておかな
ければなりません。
・・・オノマトペ。