奥さん「・・・何してんの?」
僕 「捨てるから写真撮ってるの。」
奥さん「写真撮るくらいなら、捨てずにとっておけばいいじゃん!」
いやいや・・・そうじゃないんだよね。
いろいろ断捨離をしてくると、最終的には思い出の詰まったものが残ってくる。
その思い出って、断捨離するときに思い出すことがほとんど。
捨てよう!
そう思い、手に取ると、あの時の苦しかった学生時代を思い出し・・・
懐かしさのあまり、捨てられず、段ボール箱に戻してしまう。
この繰り返しにうんざりして、イライラして、何とかならないものかと考えて
写真を撮って、思い出と一緒にブログにでも書けば、みれんなく捨てれそうだと
思って写真を撮っているわけです。
だから、”写真を撮るくらいなら捨てずにとっておけば!?”というようなアドバ
イスは、せっかくの決心が揺らぐというもの。
さて、今回は捨てる前に辞書の思い出を僕の記憶と一緒に綴ろうと思います。
これが、高校から浪人時代、大学生の期間中に使用した辞書です。
主に高校、浪人時代によく使いました。
結構、年期が入っているように見えますが、クラスの友達の入れ知恵を実行した
結果こうなってしまいました。
クラスの友達は、自分の兄さんから聞いたようです。
高校1年の時の真新しい辞書は、ページがめくりにくいです。
時間はかかりますが、一枚ずつクシャクシャに丸めては引き延ばしをします。
一枚ずつすることで、次のページがめくりやすくなります。
どうせ全ページやるのだから、「A」から順番に、辞書を読んだら丸めようと・・
読んでは丸めて、丸めては伸ばしていました。
その意気込みは下の画像の通り。
Aの最初のページにこんなに赤線引いてる人って・・・いませんよね?
そして次のページ。
いきなり、赤い線が少なくなり・・・
4P、5P目は・・・飽きている・・・
まぁ、それでも新品の辞書を丸めることに気をとがめつつも始めたこと・・。
最後までやろうと、ページを読んでいなくても、どんどん丸めて、伸ばして
を繰り返していきました。
そして、「C」くらいまでくると持ち運びが不便なくらい辞書が膨れ・・・
実は、この方法、丸めて伸ばしたら、辞書を重しで押さえていかないと、超分厚い
辞書になってしまいます。
いったん、この膨れを抑えようとお尻に引いたり、重しをのせたりして厚みを抑え
ようとしました。
そして、「C」で、この辞書を引きやすくする方法に飽きました。
だから、このページ以降は単語がひきにくいです。
それでも、ポツーンと思い出したようにシワシワのページが突然出てきます。
きっと、単語をひいたら、そのページをシワにしようと思ったんだと思います。
閉じてみると、シワになってひきやすそうな部分とそうでない部分がうっすらと
判ります。
さて、辞書には付箋が幾つかついていました。
ここの付箋は、石鹸とスープの違いを注意する目的なのか?
こんなこともわからないのか?
おそらく、発音記号の違いをメモしたものだろうけれど・・・笑える。
辞書に付箋する人も珍しいですよね。
そして・・・
多感な男子学生たるもの、絶対、ひいてしまう単語「sex」。
当時の僕はどうだったのか?
「sex」には何の線も引いていなかった。少し安心した。
他のページも、いろいろ見てみる・・・・。
映画の半券が挟まっていた・・・「アンタッチャブル」・・いい映画でした。
誰といったのか思い出せない。
余計であいまいな記憶を呼び起こして、藪蛇(ヤブヘビ)になりかねない・・。
このまま、思い出さないでおこう。
そして、変なところにすごいマーカーがたくさん!
「不規則動詞活用法」という、辞書の最後の方にあるページ。
うーん、受験勉強は幅が広かったんだなぁ。
社会人になってあまり使わない。
「begin began begun」とか・・・。
そして、最後の裏表紙。
「龍」だと思う。昔から、絵心がない。
うちの高校は、「龍」が象徴の文化祭がある。
きっと、それに感化され、かっこいいと思って描いたんだろうね。
多くの思い出をありがとう!
捨ててしまっても、このブログの記事と写真で記憶に残しておくから。
・・・・オノマトペ。