有名なお話しらしいのですが… 今まで全く知りませんでした。
「木こりと旅人」「木こりのジレンマ」と呼ばれるイソップ童話のようです。
木こりと旅人(木こりのジレンマ)
「木こりと旅人(木こりのジレンマ)」は、こんなお話です。
(イソップ童話より)
木こりは、1日6時間かけて木を10本切り倒していました。
しかし、だんだん切り倒すことができる木の数々が減っていきました。
そこで…
木こりは減った分をなんとか挽回しようと、1日8時間木を切るようになりました。
最初は、前のように1日10本切り倒すことができていましたが、
やがて、それでも8本、7本… と、倒せる木の数は減っていきました。
そこで、木こりはさらに1日10時間働くようにしました。
しかし、とても前のように木を切ることはできません。
そんな彼を見て、通りかかった旅人は、木こりに声をかけました。
「木を一生懸命切るのも結構だが、その前に斧の刃を研いだらどうだ?」
しかし、木こりは答えました。
「そんな時間はないよ。とにかく、今は少しの時間でも木を切るんだ。」
…こんな話のようです。
仕事の効率とは
この木こりのように、頑張っているのだけれど効率が悪く、生産性が上がらない状況に陥っているときが多々あります。
私もそうですが、本人はいたって真面目で夢中に仕事をしています。
仕事にのめり込んでいるので、自分自身を俯瞰で見ることが出来ません。
そのため「斧の刃を研ぐ」という、効率を上げるためのシンプルな解決方法に気が付きません。
生産性が落ちたとき、どこが効率を悪くしているのかを見直す必要があります。
それを見直さず、精神論や木こりのように時間を長くしても結果は伴いません。
この童話は、自分を「俯瞰」で見るということの大切を教えています。
一旦、手を休め”自分と仕事を分析する”ことは、仕事の手を抜いていることではありません。
むしろ、仕事の効率アップのために重要な時間だということを認識しましょう。
昔のお話には、こうした教訓がたくさんあります。昔の人も今の人と同じような状況があったということに、少しホッコリもします。
あわせて「うさぎと亀」の話もどうぞ。
このお話は『どこを見て走るのか?』を考えさせてくれます。
・・・オノマトペ。