寝言のベテラン「うちの奥さん」
今朝は、奥さんのこと、私の奥さんで良かった!と思いました。
本当によく寝言を言うのですが、年に1、2回、今朝みたいなことがあります。
”寝言で謝る”んです。
うちの奥さん、寝言だけでなく、起き上がってお詫びする時もあります。
『面白いね~。』と、私は思います。
「どうしたの?」と尋ねると、
『×〇▼でXXXだから・・・zzzz』と、説明しているうちに寝てしまいます。
そんなことがあったと報告をすると、
「だから疲れが取れないのよ!寝ている人に話しかけちゃいけないって言うよ!」
と、叱られます。
今日も久しぶりの謝罪の寝言。
『はい、申し訳ございません。』
今日は、寝言を言いながら体を起こし、お辞儀をしています。
少しだけ、可哀そうになり
「どうしたの、むくっと起き上がって?」と訊いてみました。
そうしたら、
『悪いなぁと思ったから、一応、起きないと・・・』というんです。
あー、私の奥さんで良かったなぁと思いました。
寝言に話しかけてはいけない理由
迷信
人は眠ると身体から魂が抜け、あの世へ行っています。寝言は魂があの世の人と会話している状態になるので、話しかけられてしまうと魂が戻って来られなくなってしまうという説。
逆に、霊魂があの世からこの世に舞い戻って、寝ている人と会話をしているため、邪魔をすると祟りがあるという説・・・いろいろあります。
もちろん迷信です。
真面目な理由
寝言は、睡眠のサイクルと関係していて、人は睡眠中、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という、2つのサイクルを繰り返しています。
「レム睡眠」
脳が覚醒状態に近く、眠りが浅い。
「ノンレム睡眠」
脳が深く休んでいて、意識がない深い睡眠です。
寝言は、体だけ眠っていて脳は起きている「レム睡眠」のときがほとんどです。
「レム睡眠」のときは、聴覚やそのほかの感覚も起きています。
そのため、外からの刺激に反応してしまいます。つまり、「レム睡眠」のときに話しかけられると、それが脳に届いて返事をしようとするのです。
ハッキリとした寝言
レム睡眠時は、交感神経が完全に休んでいます。
口を動かす筋肉や、声出す声帯も、十分に動かすことができない状態になっています。
そのため、よく聞き取れないような寝言になることが多いです。
一方、ノンレム睡眠時は、大脳は休んでいますが、体のほうは寝返りを打ったりして自由に動きます。ノンレム睡眠時は、骨格筋の緊張が保たれているため、唇や喉の筋肉がしっかりと動くことができます。つまり、ハッキリとした寝言になります。
寝言に話かけるのは、脳のストレスになる
多くの寝言は浅い睡眠であるレム睡眠のときに現れます。
そのレム睡眠時の寝言に対して話かけると、脳がさらに覚醒してしまいます。
脳が覚醒するということは、睡眠の質に影響を与えるということです。
寝言に話しかけるのは避けた方が良いです。
脳の眠りが浅い状態のレム睡眠時は、体は寝ていてもあまり休めていない状態なのです。意識は寝ているものの、相手の返答に対して返事をしようとしていまいます。そのため、口を動かす筋肉や、声出す声帯も、十分に動かすことができない状態から動かそうと脳が指令を出すので、結果的に脳が休むことができなくなります。
そのことで、さらに浅い眠りとなってしまい、ゆっくりと休めなくなってしまうのです。
逆に、ノンレム睡眠時のハッキリした寝言に対しては、話しかけても大丈夫です。それは、レム睡眠と違って、大脳が深く休んでいるためです。
以上のように話しかけてはいけないとする情報が多いです。
参考:https://news.livedoor.com/article/detail/9502997/
しかし、ネットで検索すると、違った意見もありました。
寝言に話しかけても問題ない理由
参考:https://ananweb.jp/news/143433/
こちらによれば・・・
寝言は、脳のリセット時に声に出しているだけ。ということです。
「寝言に答えても、相手の健康を損ねるなど、何か不具合が生じることはありません。寝言が良睡眠の妨げになるということもないのです。寝言は何か意味があるわけではなく、単なる自動行動。人間は、起きている時に何も考えずに歩いていたりしますが、そんなふうにほとんどの行動が自動的に行われていて、寝言もその一つです。日中は、自動行動がおかしな方向へいかないように脳が制御しているものの、寝ている間はその機能が低下するため、寝言を言うことも。寝言は決して珍しいことではないので、とくに心配する必要はないでしょう。」
まとめ
この論議は、まだまだ続きそうですね。
寝言は、可愛い。
これだけは、確かですね!