壁に穴を開けてしまい、ド素人が壁を修理する内容です。
道具は出来るだけお金をかけないようにしました。
初挑戦ながら、良い修理ができたと思います。参考にして頂けたら幸いです。
■ 壁の修理
ソファーに横になりくつろいでいると、急に足がつってしまった。
膝小僧の裏・・・うまく言えないけれど、ここがつった場合、足をビーン!と伸ばすしか対処のしようがない。
痛さのあまり、思い切り足をビーンと伸ばしたら、すごくでかい音!
音の方向を見ると、でかい穴が壁に空いていた(ビックリ!)
どのくらい大きな穴をあけてしまったのか?
穴の横に「ショーシャンクの空に」のポスターをA4用紙に印刷して並べてみました。
シャレが利いていて穴の大きさも一目瞭然!
と優越感に浸っていたら、奥さんに怒られました。
冷静に考えても、かなり大きい・・・どうしよう。
用意するもの
ファイバーテープ 50mm幅
メッシュにのりが付いているようなテープです。
このテープを穴をふさぐように貼っていきます。
小さな穴の修理に便利だとネットでは紹介されていますが、実際、今回のように大きな穴でも大丈夫でした。
壁の補修にチューブ式パテ 500g
ファイバーテープで穴をふさいだら、このパテをふさいだ穴のテープの上にそっと塗っていきます。このチューブは500gです。途中で足りなくなると嫌なので2本購入しましたが、1本で十分足りました。
パテベラ(樹脂製:白)
ファイバーテープにパテをのせて塗り広めるのに、このパテベラを使いました。
チューブからパテを直接このパテベラにのせて塗り広めるという、かなり乱暴な使い方をしました。細かなところも繊細に塗り広めることができました。
サンドペーパー 紙やすり 6枚入り
パテを塗った後、表面を滑らかにするために使います。
そうしないと表面が凸凹してしまい、壁紙をうまく貼ることができません。
目の粗いものから細かいものまでが1セットとなっているので便利です。
初心者セット 壁紙のサンプル
お部屋の壁紙に近いものがいくつかありました。
ちょうど穴もA4くらいの大きさなので、このサンプルで十分補修が可能です。
自分の部屋の壁紙と近いデザインを選び5枚ほど注文しました。
しかし、穴の開いた部分や抜け落ちた石膏ボードの部分から丁寧に壁紙を剝がしたところ、全部のピースが揃ってしまいました。それらを使用したので、この壁紙は使いませんでした。
ジョイントローラー 直径30mm
壁紙を張っていくときにこれがあると便利です。
コロコロするだけで壁紙をきれいに貼ることができます。
これらすべて用意して、3,800円程度でした。
しかも、送料込み!驚きです。
業者に修理を依頼したら、1万円やそこらの話ではないと思うので大変助かりました。
■ A4サイズのでかい壁の穴の修理
1.穴周りの壁紙をキレイに剥がす
カッターで穴の周りの壁紙に切り込みを入れます。
それらを開くようにキレイに広げます。
抜け落ちた石膏ボードにも壁紙が付いているので丁寧にキレイに剥がして、保管しておきます。
2.ファイバーテープを貼っていく
テープがたるまないように、できるだけピンと貼っていきます。
テープ自体が弱粘着性なので、テープをドンドン重ね貼りしていきます。
結局、テープは余ってしまいましたが、いろいろ便利そうなので大切に保管することにしました。
3.ファイバーテープの上にパテを塗っていく
パテをそのままヘラに出して、そっとファイバーテープの上に塗っていきます。
強く押さえながら塗ると、凹みができたりするので、優しく少しずつ伸ばすように塗っていきます。
まずは優しく、穴の周りからパテを塗り広めていきます。
周りから塗っていき、ひとまず全体を塗り終えたところです。
ご覧いただいてもわかる通り、乾燥が速く、白っぽくパテが固まってきています。
しかし、これだけでは強度が全く足りないので、乾燥の加減を見ながら、ドンドンパテを重ねていきます。
これは重ね塗りを終えたところです。(塗り2回目)
なかなかの出来栄えです。
表面が乾いたら、塗った部分と本来の壁の部分を手でさすって高さの違いを確認します。
まだまだ、パテで塗った部分の方が凹んでいるように感じるので、もう一度、パテを重ね塗りしようと思います。(塗り3回目)
塗った部分がなかなか乾かないので、ドライヤーで乾燥させます。
ドライヤーで乾燥させてあと、3回目のパテを塗りました。
3回目を塗り終え、ドライヤーで乾燥させながら、凸凹がないかを手で触って確認します。
盛り上がっているところや、ザラついたところがあれば、サンドペーパーで周りの高さ(厚み)と同じくなるように調整します。
最初は粗目のサンドペーパーをかけ、徐々に目の細かいサンドペーパーにしていき、表面をツルツルにしていきます。
仕上げではないので、そんなに真剣にツルツルにする必要はありません。
ノックをしてみると、コン、コンとよい感じの硬さを確認できます。
サンドペーパーをかけた分、薄くなったところもあるかと思い、最後のパテを塗ります。
(塗り4回目)
今度は、自然放置をして乾燥させます。(8時間放置)
そして、乾燥後は、細かいサンドペーパーで表面をツルツルにします。
ツルツルにすることで、壁紙をキレイに貼ることができます。
4.壁紙を貼っていく
いよいよ、壁紙を貼っていきます。
接着剤は、乾燥した後に”無色透明”になるタイプを選びます。
100円均一でも壁紙クロス用が売られていますので、説明をよく読んで用意します。
そうでないと、残念な仕上がりになってしまうのでご注意くださいね。
接着剤は、多すぎず少なすぎず、まんべんなく壁紙の裏に塗ります。
接着剤が多すぎると、はみ出して仕上がりが汚くなります。
ちなみに、壁紙ではなくパテに接着剤を塗って、壁紙を上からローラーで押し付けるようにコロコロしても、うまく貼れませんでした。
壁紙の裏に接着剤を塗り伸ばし、壁紙を貼り合わせ、コロコロするのが一番キレイに仕上がりました。
抜け落ちた石膏ボードからキレイに剥がして保管していた壁紙。
これをパズルのように貼り合わせていきます。
コロコロ、コロコロ・・・・。
もう少しで完成です!
5.遂に完成!
貼り合わせた感じが嫌だという人は、A4の壁紙を1枚ペタッと貼ることで、もっとキレイに仕上げることができると思います。
その際、同じ壁紙を選ぶ必要がありますし、穴よりも大きいA4サイズに壁紙を剥がして、そこにピッタリと合うように調整が必要です。
これでも十分かな?
遠目から見るとこんな感じです。
我ながら、うまく修理ができたのではないかと思います。
以上、素人の「壁」修理でした。
■ 穴あけちゃって、敷金とか大丈夫なの?
生活をしていくうえで発生してしまう小さな傷、消耗する箇所などは、ペナルティにならないというのが、賃貸の基本ルールらしい。
だから、敷金は返ってくると思いつつも、不動産屋の担当者に電話をしてみました。
すると・・・
「長年、住んでいただいているので大丈夫です。
通常生活における消耗の範囲内で処理できます。」
という言葉が返ってきました。
あー、よかった、よかった!
ついでに、トイレの収納力UPのために、DIY!しました。
壁にくぎを1本も使わないのですが、超丈夫!
併せて読んでいただけたら幸いです。
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