【センドク】読書ノート 354冊目|なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか

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参考になるかどうかはわかりませんが、読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。ネタバレもあります。

40代後半まで読書嫌いできた私ですが、2018年9月に読書を始めました。
そんなきっかけはこちらです。
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2024年1月19日に、私の不注意からブログのデータを全部消す!?という失態を犯してしまい、なんとかデータの復旧はできたものの投稿日時がすべて”2024年1月19日”となってしまいました。
読了本だけでも読んだ順番ごとに並ばせたい!
…と、架空の投稿日時を登録しながら、記事の並べ替えを行いましたので、記事の投稿日と「読了日」が違うこともありますがご理解ください。
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せっかくの機会なので、過去の記事に対しての「てこ入れ」および「読書感想などの追記」を行っています。

読書ノート

タイトル名:なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか

著者:岩本武範 (著)

読了日:2022年8月5日

この本を購入した理由(私が知りたかったこと)

私は、3,4人で話すときは全く緊張しませんが、それ以上になると緊張し始めます。
特に、私だけが何かを発表する場合、前日から緊張して休まりません。
本のタイトルから、これだ!私はこのタイプだ!やっと見つけた!
そんな気持ちでこの本にとびつきました。

私の感じた著者の言いたいこと

会話を処理して、次に自分は何を話すべきか? どういう返事をするべきか?
そういうことを「脳」が処理しています。
その「脳」機能の限界は、3人までであるということです。
つまり、4人以上での会話となれば、誰しも会話が苦手となり、それは「脳」機能の限界なので仕方がないこと…。
その機能を上げるための方法と4人以上の会話の中でうまい立ち居振る舞いができるポジショニングの方法も紹介しています。

全体的な感想

私の期待した本ではなかった。
緊張しなくなるためのテクニックではなかった。

もったいぶった内容で、結論めいたことを後送りするわりには、さほど重要なことは書かれていない。また、結論までのアプローチに同じような文章がたびたび登場する。
拾い読みでも十分理解できる本です。

私の悩みを解決する本ではありませんでしたが、4人以上の会話が苦手という人への対処方法で、気になる方法はありました。

  1. 自分は今、会話脳を刺激している!と意識すると血流が上がる。
  2. 「貧乏ゆすり」は身体の血流をよくする。
  3. 利き手でない方を使うことで前頭葉がバランスよく鍛えられ活性化する。

つまり、どれも脳への血流をあげるというのが種明かしのようです。

ひとつだけ良かったところをあげるなら

会話のテクニックとして話す順番というものが紹介されています。

現在 ⇒ 過去 ⇒ 現在

という話し方です。

こんな感じです。

(現在)
私は情景モデラーです。

(過去)
以前、鬱病にかかり、懐かしい情景を見たときエネルギーが湧いてきました。
そして鬱抜けに成功しました。
そのエネルギーをいつでも湧き上がらせないか?
そう考えたとき、懐かしい情景を作るという思いにいたり、情景師となりました。

(現在)
そして今は、そういうエネルギーを分け与えることができないかと考え、いろいろな懐かしい情景を作って展示、販売をしています。

今までなら、過去 → 現在 という風に話すことが多かったです。

例えば、こんな感じです。

昔、鬱病になり、懐かしい情景を見たときエネルギーが湧いてくるのを感じました。
それが鬱抜けのキッカケとなりました。
そのエネルギーをいつでも思い出せるように、懐かしい情景を模型として作ることを始めました。それが、情景師となったキッカケです。
今では、多くの人にそのエネルギーを与えることができれば… という思いから、いろいろな夏かいい情景を作って、展示、販売をしています。

これですと、前半部分では、この人、最後に何を言いたいのかな?
と、私の話を聴く人にモヤモヤとした感じを抱かせてしまいます。

このことに気付かせてくれたのは良い収穫でした。

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