外側をピカピカにメンテナンスしたZippoのハクキンカイロですが、最初こそ調子が良かったものの、だんだん温かさが継続しなくなり残念な状態になりました。
せっかく、ピカピカにしたのだから内側のメンテナンスもしようと思います。
外側のメンテナンスについては、以下のリンクからどうぞ。
ジッポ(Zippo)カイロのメンテナンス
ジッポカイロは、恐らくハクキンカイロをベースに作られていると思います。
そのため、ハクキンカイロから出されている交換キットを購入すれば良いのですが、自分でできるところはDIYすれば、少しは安く上がります。
交換する箇所は2つだけです。
- 換火口
- 中に詰まった綿(中綿)
換火口は購入するしかないので、一番安いところをネットで見つけて購入しました。
中綿は薬局でカット綿という、初めからカットされている綿を購入してくれば代用が効きますし、とにかく安いです。この 8cm x 16cm というのがベストです。
ジッポカイロ 中綿(なかわた)の交換
私の持っているジッポカイロの中綿の入っている部分のサイズは以下の通りです。
横幅6.5cm、縦6.3cm、厚み1.1cmほどです。
カット綿を縦に2つ折りにするとジッポカイロより少しだけカット綿の方が大きい感じですが、ジッポカイロの中に隙間なく入れるためには、ほんの少しだけ綿が大きい方が理想なのです。
折たたんだ綿の大きさは 8cm x 8cm x 2cm(厚み) ほどです。
これをジッポカイロの中にギューッと入れると、隙間なく、良い感じに収まってくれます。
1.ジッポカイロの中の綿を取りだす
ピンセットなどで中綿を取り出します。
真ん中に入っている綿には、紙をホッチキスで止めたような加工がされています。
この紙は使いますので、ホッチキスの芯を広げて、紙と一緒に綺麗にとっておきます。
真ん中の綿に、こうした紙の細工をするのは、最後にジッポカイロの中に押し込むときに、押し込みやすいからだと思います。
ハクキンカイロから売られている取り換え用の綿は以下のものです。
図をご覧いただければ分かりますが、長方形になっていないのですね。それぞれ台形になっています。ジッポカイロの中に面を押し込むとき、左右両側をセットした後に真ん中に面を入れます。
下の図でいうと、AとCを左右に入れて、真ん中の空いたところにBを入れます。
Bには紙をホッチキスで止めた形になっていて、これがあるから、真ん中にあいた狭いスペースにグイっと綿を押し込み易いのだと思います。
2.ジッポカイロの中に綿を入れる
折りたたんだカット綿を上の図と同じように切り、使いまわしの紙も取り付けてみました。
真鍮のホッチキス芯は再利用できず、普通の針で止めてみました。
本当は真鍮の針を使いまわすほうが良いと思います。きっと、ジッポオイルによる劣化が少ないので真鍮の芯をあえて使っているものと推測しています。
けれども、指で真鍮の針を綿に貫通させるのは難しく、結局、普通のホッチキスの芯で代用した次第です。
この3つの綿を左右両端から詰めていきます。
真ん中の綿をギューッと押し込んだら、口の周りを平らにならして完成です。
ちなみに、真ん中の綿をギューッと押し込むときのコツは以下の通りです。
綿の間にピンセットのお尻などを挿し込んで押し込みます。そうすると簡単です。
ジッポカイロ 換火口の交換
古い換火口はすすけて、茶色くなっています。
新品を注文しましたが、ジッポカイロ用ではなくハクキンカイロ用(純正品)ということなので、サイズが合わないといけないので、一応、捨てずにとっておきます。
中のプラチナ触媒だけ交換できれば良いので、古い換火口をバラしてみました。
換火口を裏返すと、丸で囲んだように四角い穴があります。
その穴にクリップを伸ばした針金の先をひっかけて、思い切ってグイっと引き抜きます。
引き抜くと下の写真のようになりました。
一番右の茶色く変色したのがプラチナ触媒です。
もし、注文した換火口のサイズが合わなくても、同じように新品を分解して、中のプラチナ触媒だけを詰め替えれば良いと考えています。
早速、新品に取り換えてみました。
わずかばかり高さがあるように思いますが、ジャストフィットしてくれました。
古いものは捨てずに、かわいいパッケージに戻して仕舞っておこうと思います。
ジッポカイロのメンテナンス完了!
いよいよ使ってみようと思います。
まずは、ジッポオイルを専用の計量カップで測りながら入れます。
せっかくだから、ジッポライターで点けたい!
タバコをやめて10年以上になるけれど、いただいたジッポライターは捨てられない。
そいつで点けてみようとジッポライターを出してきました。
「関東管区警察学校」と桜の大門。ちょっとカッコいい。
石が砕けていたので交換しました。
ちょっと詰まっていたので、精密ドリルでホジホジして完了。
オイルを入れて、カチンッ!といい音。
プラチナ触媒が新しいので、3秒から5秒ほど火を換火口に近づけただけで、すぐにじんわりと温かくなり始めました!
古い換火口のときは、ライターで20秒炙っても、温かくなったと思いきやすぐに冷たくなってしまいましたが、新品は長くても5秒!です。
これで、温かく冬を越せそうです。
最後まで、お読みくださいまして、ありがとうございました。