会社のなかで、どうしてもソリ(ウマ)が合わないという人いませんか?
仕事のやり方とか、仕事後の付き合い方とかそういうものではなく、どこか合わない。
心の奥底、つまり、最初から何かズレているような気がする人・・・
こういう人とは、何かあったときに、ものすごい大ゲンカをしてしまう気がします。
この、心の奥底のズレを理解しないといけないと思い、いろいろ観察をしてみました。
観察でわかったこと
仕事する方向性の違い
自分が大事、家庭が大事、家族が大事。こうしたことは、誰でもそうだと思います。
商品やサービスを販売するにあたり、その仕事はすべてお客様に向かうべきだと思います。
そりが合わない上司の方向性
その人も昔はこうでなかったのかもしれません。
しかし、自分よりも家族を大事にするという傾向が強くなるにつれて、仕事の方向性も変わ
ってしまったようです。会社のお客様に向けた仕事から、社内でよりお金を多くもらえる地
位へ行けるような仕事にと変化してしまったようです。つまり、仕事の方向性が、自分を評
価する社内の人間へと変わってしまったのです。
その口からは、いかにお客様を喜ばせるかが大切だと部下には言います。
しかし、その行動は、自分の出世とお金と家族を守るということだけに注力されたものとな
っています。
言葉と言動の不一致からくる、どこか胡散臭いものが、あの独特の違和感を醸し出している
と思います。どこか完全に嫌いになれないのは、家族や自分を守るという部分は共通項だか
らです。
良い人材が育たない
仕事の方向性を自分や家族を守るために出世やお金というところに方向性を見出した上司が
会社のトップと平社員の間にたくさんいる会社では、良い人材は育ちません。
会社のトップは社員を食べさせなければならないし、自分の商品やサービスをお客様に売ら
なければいけない。だから、仕事の方向性をお客様に向けざるを得ません。
そのため、言動と行動は一緒になります。
そのことが、平社員までも動かすカリスマ性となります。
しかし、自分の事だけに仕事の方向性を見出した上司は、口では会社のトップと同じことを
なぞらえては平社員を叱咤激励するけれど、行動は自分や家族にしか向いていません。
そのため、平社員は会社のトップの発する言葉のパワーと上司の言葉に微妙な違和感を感じ
ています。
あなたのOBは社会で活躍していますか?
良い会社というのは良い人材が育ちます。そして、社会に良い人材が巣立っていきます。
社会に巣立ったOBはいつかまた自分の古巣のために力を貸してくれます。
そうやって親戚のような関係が会社同士に生まれ、よりビジネスが強固になって安定してい
きます。
社長の仕事
仕事の方向性を間違えた人物を見抜くということは、会社の安定のため大切な仕事です。
直属の部下を疑ってみてはどうだろう?
今まで一緒に苦労してきたかもしれないし、その仕事のやり方は理解していると思います。
しかし、守るものが変化したことで仕事の方向性が変わってしまっているかもしれません。
今までの貢献は貢献として評価すれば良い。しかし、いつまでもその恩恵を与え続けると、
そのおかしな会社の構造を肌で感じ取った平社員は会社を離れて行きます。
会社はその利益を社会に還元するべきもので、個人の労をねぎらうものではないということ
を肝に銘じるべきです。
あなたの会社から成功者が出ていますか?
それが、すべてだと思います。
自分だけ、仲の良い部下だけしか潤わない会社は社会に還元していないので、すぐに会社を
たたむべきです。
そうすることで、社員は苦労するでしょう。
しかし、腐った会社にずっといてもらうことよりも幸せなのかもしれません。
・・・・オノマトペ。