欧米人は春に大掃除をする
12月の大掃除が嫌い! だから、毎月末は軽めの中掃除くらいをしています。
年末の大掃除を軽減させるための中掃除ですが、本当に嫌いです。
ふと思ったのは、欧米って「大掃除」という風習はあるのかな? ということです。
そこで調べると欧米にも大掃除の風習がありました。
なんだ、日本だけの風習かと思ったよ…。 欧米人も年末は大変なんだなと思いきや、欧米では、「スプリング・クリーニング」とよばれる春にやる大掃除が一般的だそうです。
春の大掃除のメリット
もともと暖炉ストーブの煤(すす)を掃うのが目的で始まったようです。
けれども、調べてみると春の大掃除にはメリットがたくさんあり、そこには生活の知恵のような、欧米人の知恵が隠されているように思います。
- 春は暖かいので窓を開けても寒くないので換気をしながら掃除ができる
- 水を使った掃除も春先ならば少しは楽になる
- 春先は気温が上がるので油汚れも多少落ちやすくなる
- 花粉症や梅雨のカビ・菌対策として事前に掃除ができる
確かに冬到来の真っただ中に水仕事や油汚れ落としは、春先に比べて楽かもしれません。
日本の大掃除はいつやるのか?
私も含め、大掃除と言ったら年末というイメージがあるのではないでしょうか?
お正月の飾りつけは、一般的に年末の12月28日から飾りつけ、門松を片付ける日は、正月明けの1月7日までという方が多いようです。
我が家は27日までに大掃除を済まそうと考え、12月中旬から少しずつ掃除を始めます。
けれども、12月最後の週で掃除をするという考え方も、どうやら間違いのようです。
宮中行事「煤払い(すすはらい)」
12月の宮中では欠かせない行事「煤払い(すすはらい)」が由来だそうです。
大掃除は、一年間積もった煤を払い、きれいになったところにお正月の神様をお迎えするという考えが原型となっているのです。
江戸時代には、この煤払いは「物忌み」を始める12月13日に行われていたそうです。
物忌みとは、災いを避けるため、一定期間は身を清めて家に籠もることだそうで、江戸時代の人々は、一年の汚れを落とし、家も身体も清めた状態でお正月を迎えていました。
つまり、正しい大掃除は、12月13日です!
煤払いだけなら1日でもできると思うんですが、シンクまわりや換気扇、玄関やトイレの細かいところ、本棚の整理や不用品の整理… 1日ではできません。
来年は、12月13日に終わるように、毎月の掃除に力を入れようと思います。
というか、そもそも、その毎月の掃除が嫌なんですけど‥‥ でも…
神様をお迎えするためという強い目標のために、毎月の掃除を頑張っていこうと思います。