読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。
ネタバレもあります。読書ノートとして残しておこうと思います。
40代後半まで読書嫌い。
急に(2018年9月)読書を始めました。⇒ きっかけはこちらです。
読書ノート
タイトル名:人生が変わる哲学の教室
著者:小川仁志 (著)
読了日:2024年2月11日
この本を購入した理由
それぞれの哲学者が、どんなことを言ったのか?
簡単に簡潔とまとめられていそうなので購入。
昔に購入したままになっていたので、いよいよ読んでみようと思います。
この本のどんな内容を忘れたくないか?
この本の感想
著者名で思い出しました。「ジブリアニメで哲学する」の著者です。
この時点で、ガッカリしましたが、気を取り直して読み始めることに。
私には、著者の世界観が苦手なようです。
この本は、哲学者が、(時空を超えて)教室に現れ、哲学教室に集まった、性別も年齢層もバラバラな生徒たちに授業をするという具合に展開します。
もう少し詳しくお伝えすると、登壇した一人の哲学者が、自分の理論を説明しながら生徒の悩みにこたえるという内容が、13+1(著者)人分収録されています。
著者以外(?)の内容が、
- 生徒の悩みを聴く
- 哲学者が優しく問いかけをする
- 理論の説明
という流れになっています。
ところが、哲学者の理論説明の段階になると、途端に難しくなります。
著者のクセなのか?
表紙や帯に記載されている文言は、言葉足らずです。
「プラトンが恋愛を、マルクスが経済を、ニーチェが人生を、あなたに熱く語りかける。」と、帯にはありますが、書いていることが読者に伝わらなければ熱量も半減ではないか?
この本からは、それぞれの哲学者の理論を理解できません。
おぼろげに理解するというレベルではなく、記憶にも残りません。
けれども、著者の苦労話は楽しく読めました。
その苦労があって哲学を学び、「今」があることも理解しました。
とはいえ、苦労人が必ずしも教え上手とは限りません。この本では哲学の”さわり”は勉強できないと思います。