この記事は、エックスサーバーに引越しした後に書いています。
なんとか無事に引越しができました。
引越しの結果、ワードプレスサイトの脆弱性はなくなりました。
サーバーの容量:160GB → 500GB
データベース ver:MySQL5.1 → 5.7x
PHP ver:7.4
独自SSLも実装させ、しばらくは安心してブログの運営ができそうです。
ロリポップからエックスサーバーへの乗り換えの道
先にお伝えしておくと、私には、この方法なら絶対安心という記事は書くことができません。そのため、参考にしたサイトやハマった落とし穴について書かせていただこうと思います。
サポートセンターはどちらも役に立たない
ロリポップもエックスサーバーもサポートレベルは低いという印象です。特にロリポップは、データベース関連についてはサポート外と明記されています。
エックスサーバーのサポートも、電話をしても詳細はメールでお願いしますということが大前提でした。
素人としては、専門用語もわからないし、何がどういけないかもわからないので、起きている現象を事細かく書き伝えても、解決とは程遠いアドバイスや、フォーラムサイトを参考にしてくださいといった、なかば自力でやってくださいという雰囲気が…。
個人ブログを検索しまくる
頼れるのは、個人ブログしかないと、いろいろなキーワードで検索しました。
ところが、私と同じような悩みを解決しているサイトを見つけるのがとても大変でした。
また、無理もないのですが、言葉のチョイスが違うサイトもたくさんありました。
例えばこんな誤表記が…
たとえば、「ドメインの引っ越し」と表現されているのですが、実は「ネームサーバーの変更設定」のことであったりと、多分に誤解を生む表現で書かれているサイトが多いという印象でした。
<ドメインの引越し>
ドメインを取得した会社を変更すること。
ドメインを引越しさせるメリットは、年間の利用料金です。
ドメイン取得会社ごとにドメインの利用料金が設定されているので、引越しすることで年間の利用料金が安くなる場合があります。
安くなれば、それはメリットですが、そのほかのメリットはありません。
<ネームサーバーの変更>
ドメインの先にある表示すべきサイトが格納されているサーバーの変更のことを指します。
今回の私のように、ワードプレスのデータをロリポップからエックスサーバーに移した人は、ネームサーバーの変更をすれば、ドメインの引越しをしなくても表示はされます。
要は、今までロリポップのサーバーのワードプレスに接続していたけれど、これからはエックスサーバーのワードプレスに接続してね!という変更の手続きをすることが、ネームサーバーの変更です。
参考になったサイト
ロリポップからエックスサーバーに乗り換え、ネームサーバーの変更まで、とても参考になったサイトを以下にご紹介いたします。
乗り換え(引越し)といっても、データベースとワードプレスのデータをバックアップして、新しいサーバーにデータベースを構築して、そのデータベースにドメインを設定し…
その準備が整ってからバックアップしていたデータを新しい環境にアップロードするといった、かなりヘビーで慎重さを求められる作業となります。
そんな一連の流れを解説したサイトですので、とても参考になりました。
私はこれらのサイトを見比べながら、作業を進めました。
残念ながら、分かりやすく間違いのない完璧なサイトは、ありませんでしたので、比較しながら作業を進めるのが良いと思います。
いちばん流れがわかりやすかったサイト
↓
https://geeksgrowth.com/server-moving-lolipop-to-xserver/
上記、URLの補足や上方修正のために参考にしたサイト
↓
ハマる前に準備
データのバックアップに必要になるFTPツール。
ロリポップの専用FTPは、使い物にならないので、FTPツールは必須です。
しかし、このFTPツールですが、ご自宅の環境ではタイムエラーなどのエラーが頻発して、バックアップができないことがしばしばあります。
バックアップが出来ないと引越しができません。
私は、既にこの段階でハマってしまい、ツールを変えたりしましたが、FTPソフト内での設定変更でそのエラーが回避できることを知りました。
設定を変更してからは、エラーもなく無事にバックアップができました。
ちなみに、一度にバックアップするファイル数は30,000個弱でしたが、エラーは出ませんでした。
使用した最新版FTPツール(無料)はこちら(FFFTP)
最新版をダウンロードしてインストールしたら、以下のように設定します。
ダウンロードするファイルのあるサーバーをホスト一覧から選択します。
選択された状態で「設定変更」をクリックします。
「高度」タブをクリックします。
赤い矢印の「NLST-Rを使って高速に再帰検索(N)」だけにチェックを入れます。
「暗号化」のタブをクリックします。
赤い矢印の「暗号化なしで接続を許可(A)」だけにチェックを入れます。
赤い矢印の「PASVモードを使う(V)」だけにチェックを入れます。
そうしましたら下の「OK」ボタンをクリックします。
これで、設定は完了です。
お疲れ様でした。
念のため、ファイル数が大きいと思われるものや複数のフォルダ階層になっているものは一気にダウンロードしようとせず、区切りのいい階層などでチクチクとダウンロードしてあげると良いです。
区切るのが面倒だと思いますが、私の場合、30,000ファイルくらいは一気にダウンロードできました。
通信速度などの環境で差が出ると思いますが、上記設定をすることでエラーが出にくくなるのは明らかですので、エラーでお困りの方は、是非、この設定をお試しください。
私は、個々の段階でつまづいてハマりました。
最初にここだけ準備しておけば、あとは上記のサイトを見て引越しするだけです。
どうぞ快適な環境を手に入れてくださいね!