せどり始めました
高らかに宣言しているようですが、必要に迫られて必然的にそうなってしまいました。
目標の1,000冊読了のために定期的にブックオフに行きます。
そこで読みたい本を見つけて読み終えてしまうと、手元に置いておきたい本以外は、処分に困ってしまいます。
ブックオフで購入した中古本をメルカリで売るというのは、少し気が咎めましたが、放っておくと本棚から本があふれてしまいます。
実際のところ、置き場所の無い本があふれかえってしまい、必要に迫られ、手放す本はメルカリで販売するという「流れ」が、いつの間にかできています。
本を購入するとき、この本はあとで高く売れるかもしれないという考えが浮かび、本を購入するきっかけの一つになることもあるのですが、基本的には読みたい本を中心に購入しています。
せどりは本屋に嫌われる
古本屋で次から次に本を棚から出してはスマホに読み込んでいる人を見たことありますか?
あれは、本のJANコードを読み込んで、利益の出る本を判別しています。
そしてある程度利益の取れる本ばかりをかごに入れていくのです。
あれ、嫌ですよね。
立ち読みして動かないお客より、迷惑。
立ち読みでも、人の気配を感じたら、端に寄ったり、よけたりする上級者がいます。
このタイプ、私は好きです。
それと同じで、スマホ片手に次から次にJANコードを読み込む人にも気遣いがあれば許せます。他にお客様概要がいまいが、自分が儲けられそうな本ばかりを探している「せどり屋」には、苛立ちを覚えます。
メルカリは片づく
とはいえ、家に増え過ぎた本をメルカリに出してみると、売れるんです。
当然、自分の購入した時より安い値段で売れすことがほとんどですが、儲ける事よりも「整理整頓」が最優先です。
古本屋に持っていっても、10円とか20円とか…
重い思いをして持っていったのに100円にもならないのなら、メルカリがおすすめです。
部屋は片づくし、古本屋に売るよりもお金になります。
私の場合、そのお金で本を購入して、目標の1,000冊読了を目指します。
お宝本は実在する
本の整理をするためにメルカリに出品をする際、値付けが大切です。
メルカリは、自分で販売したい値段を付けて販売できるので、事前の調査が必要です。
調査といっても、自分と同じ本は、大体いくらで売れたのかを検索するだけですので簡単です。
ごくたまに、驚くような値段で売れている本を持っていることがあります。
理由は、様々なようです。
絶版本、初版本、著者がお亡くなりになられた…と、いろいろな要因が、高値にするようですが、そうした本は「お宝本」です。
ずっと高値で取引される本もあれば、一時のトレンドで高値になる本もあるのですが、私の場合、次の本を購入するための資金になるので、すぐに売ってしまいます。
結局、その一連の行為が「せどり」ということですが、これだけで生活できるかは疑問です。
けれども、本が好きで読んだ本を売ることで次の本を購入でき、あわよくば、生活もできてしまうのであれば、ステキな商売だと思います。
「せどり」で生活はできるのか
せどりで生活している人がいることは事実です。
主婦でも月収40万(純利益12万)とか…、せどりでお金を儲けて生活している人たちはたくさんいます。
安く仕入れて、仕入れた金額より高く売り、それを何十回も繰り返す。
そうすることで、何万円も利益を出せれば生活費にすることも可能です。
・ 安く仕入れても売れない
・ 高く売れるのに安く仕入れられない
・ 利益の出る本を探せない
ここがアマチュアとプロの違いです。
スマホで、ピッ!ピッ!ピッ!は、効率アップ、生活のためなのでしょう。
もし、せどりをやりたいと思うのなら、そういうピッ!ピッ!ピッ!くんがあなたのライバルです。彼らより、早く、良い本を見つけて購入しなくてはいけません。
私はとえいば、気持ち的には「せどり」で生活できるのなら楽しそうだなと思っていますが、せどり一本で生きていこうとは、今のところ考えていません。
読みたい本を読んで、不要な本を売って、そのお金で本を買う。
この繰り返しによる経験の積み重ねで「目利き」となった場合は、本気で「せどり」を考えるかもしれません。
しかし、興味がないというわけでもないので、実験はしてみたいと思います。
売れそうだと思った本を買って読み、売る。購入時より本が高く売れることが頻繁になれば、いよいよ考えてみても良いかもしれません。
せどりで生活できれば、雇われない生活が実現できます。
「雇われない生活」は、金銭面では不安定ですが、精神面では健全ではないかと考えています。
もちろん、雇われない生活は不安定なので、それが精神的にも追い詰めることもありますが、ある程度、それで生活スタイルが組みあがってしまえば金銭面が安定しますので、生活と精神面の両方が安定します。
これからの時代、そういう自立の手段をいくつも持つことが重要だと私は考えています。