参考になるかどうかはわかりませんが、読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。ネタバレもあります。
40代後半まで読書嫌いできた私ですが、2018年9月に読書を始めました。
そんなきっかけはこちらです。
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2024年1月19日に、私の不注意からブログのデータを全部消す!?という失態を犯してしまい、なんとかデータの復旧はできたものの投稿日時がすべて”2024年1月19日”となってしまいました。
読了本だけでも読んだ順番ごとに並ばせたい!
…と、架空の投稿日時を登録しながら、記事の並べ替えを行いましたので、記事の投稿日と「読了日」が違うこともありますがご理解ください。
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せっかくの機会なので、過去の記事に対しての「てこ入れ」および「読書感想などの追記」を行っています。
読書ノート
タイトル名:このことわざ、科学的に立証されているんです
著者:堀田秀吾 (著)
読了日:2023年9月13日
この本を購入した目的
「ことわざ」は昔の人の経験値の集大成を言葉にしたもの。
大きく間違っていないからこそ、今まで言葉として残っている…と、思っている。
でも、本当なのか?
そういう気持ちは、たびたびあったが、この本に出合えてうれしくなりました。
迷わず購入。
私の目的について書かれている重要なページ要約と感想
知らない「ことわざ」もあった。
本のつくりは、ことわざがあり、そのようなことが実際にあるのか?という疑問に対して、実際に行われた実験と実験結果を掲載し、その実験結果から、そのことわざは、正しいのかどうかを推測するという流れになっている。
P99 ここまでやったんだから損したくない。それが泥沼の始まり。悪縁契り深し。よくない縁ほど結びつきが強くて断ち切りにくいということ。
PP126 あばたももえくぼ。好きになると欠点まで好ましく見える意。良い部分を光らせることができれば「あばたももえくぼ」に映るし、悪い部分が目立つようであれば「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」となってしまうのですから、人に与える印象というのはとても大事。
P145 そもそも人間の脳は、ネガティブな情報を発見しやすい。生物としては、悪い情報を処理する方が、危険を回避し,生存率を高めていくためにはより重要だからです。
P146 怒りは「血圧」「ストレス」「不安」「頭痛」「血行不良」といった形で身体も苦しめると言います。研究の結果、わずか5分の怒りから感じるストレスによって、6時間以上にわたって免疫系の機能が低下することが判明。負の感情が募れば募るほど、心臓病や脳梗塞などの病を引き起こしかねない。
P147 ネガティブな人でそんな人にアドバイスをして愚痴を聞くならば、「そういう言い方は違うと思うよ」と否定するのではなく、「うんうん、そういう意見もあるね」と共感してあげることが大切。
P152 研究によると「人間のほとんどが、一生のうち一度は精神を病む」という結果も明らかになっている。ですから、ストレスを抱え込むことに対して、過度に意識する必要もありません。精神状態が悪くなることは、人間として健全な証である。
P153 面白い実験としては、精神を病んでいる人に毎月50ユーロ(約6500円)を9ヶ月間投与したところ、不安や鬱症状が減り、人間関係や生活の質が向上した。しかも、薬や心理療法、認知行動療法も効かない人にでも、お金は効果的だった。これはある意味、お金から来る悩みが多いということではないか?
P172 霊長類で白目を持つのは人間だけです。動物の世界では、視線行動が読み取られると、どちらに逃げるかといったことが敵にバレてしまうため、白目が発達しなかったと考えられる。
P216 心配するということは、危険を察知したり、反応を早くするといった副作用を生み出すわけです。確かに無駄に心配して考えすぎるくらいなら行動してみた方が良いこともあるかもしれません。ですが、ほとんどの心配事は現実化しないわけですから、忘れてしまうのは得策。もしきちんと心配事と向き合えるなら、案ずることは危険回避や思慮深さを養う妙薬になると言えるのです。
この本は、私の目的を達成させたのか
色々なことわざを知ることができた。
それらは単なる昔の人たちの知恵の結晶ではなく、実際に実験をしてみると、そのような裏付けを得られる経験値からくる大切なことを言葉にしたものであることがわかった。
また、多くの実験も掲載されていてとてもためになった。
この本についての感想
ことわざの裏付けを取るための海外の実験例を多く掲載しているが、時にそれが、なかなかの読みにくさを演出している。通読するのではなく、知っていることわざから紐解いていくというのも良いかもしれない。
手元に置いておき、ことわざからの実験知識を自分のうんちくとしても面白いかもしれない。