古本と言う勿れ。書き込みがあるからこそ面白い場合もある。

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前の持ち主と繋がる気持ち

古本を読んでいて面白いのは挟まっているものと書き込みです。

前の持ち主とみられる方が、読書中のしおり代わりに挟んでいたものは、以前、別のページでまとめています。中には、思い出の手紙とか… 結構、面白いです。

今回は、”書き込み”について書こうと思います。

書き込み

書き込みといっても本の種類によって2通りに分かれると思います。

  1. 大事なところを線や丸で囲む
  2. チェックシートに自分の「今」をチェックする

今回、前の持ち主を身近に感じることができた本はこちらです。
感想はこちら

自己啓発系の本ですが、チェックシートがついています。
「今」の自分と「未来」の自分を対比できるように工夫されています。

また、やりたいこと、すぐに始めたいことなども分かるように、各ページにチェックボックスがあり、それをルールにのっとり書き込みます。

私が古本で購入した本には、それらの書き込みがたくさんありました。

古本の楽しみ方

先の本の場合、重要なところに線が引いてあるだけの本と違い、前の持ち主の「過去」や「未来」にどうなりたいのか、そして当時の「今」を知る足跡と感情を見て取ることができました。

私の思う重要な部分と前の持ち主が思う重要な部分が違っていたり、合っていたりを見ながら読むのは楽しいです。また、前の持ち主の「(当時の)今できないこと」と私の「今できないこと」が重なったりします。
見ず知らずの人間の成長を自分の成長と比べたりすることは楽しいです。

古本は、良い状態だと高く買い取ってもらえますが、こういう書き込みは、単に汚れていると判断せず、高く買い取ってもらいたいものです。
だって、本の内容以上に楽しめる部分が加わっているのだから。

古本は、そんな楽しみ方ができます。