【センドク】読書ノート 691冊目|フェルマーの最終定理

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読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。
ネタバレもあります。読書ノートとして残しておこうと思います。
40代後半まで読書嫌い。
急に(2018年9月)読書を始めました。⇒ きっかけはこちらです。

読書ノート

タイトル名:フェルマーの最終定理

著者:サイモン・シン (著),青木薫 (翻訳)

読了日:2024年3月9日

この本を購入した理由

数学の証明問題で懸賞金のかかっている公式…?
そんなイメージと「フェルマーの最終定理」という言葉を何度か耳にしたことがある。
こういう話題を普通に話すことができればカッコいいなぁと思う。
そういう意味では、北野武さんに憧れています。
あるとき読んでいた本の中におすすめ本としてこの本が掲載されていました。
数学素人でも問題なく読めるということでしたので購入しました。

この本のどんな内容を忘れたくないか?

この本の感想

中学二年生のころから数学は苦手になりました。
そんな私にも理解のできる内容です。

確かに公式や計算式、見たことの無い記号がたくさん出てきますが、理解できなくても大丈夫です。

この本からは、数論者の性格をよく知ることができます。

私が数学が苦手になったのは、公式が登場してからです。
問題を解くには、この公式を使いなさいと教えられましたが、その公式を信用して良いのか?という疑問が先に立ちました。
もともと、”腹落ち”しないと何かに取り組めないタイプなので、そこからどんどん勉強は遅れていきました。

もしかすると私は、本に登場する人たちのようなタイプ(人間)なのかもしれません。
もう少し、当時の先生がうまく導いていたら、数字を追いかけている人生だったかもしれません… と、まぁ、そんなロマンチックなことを妄想できるくらいのストーリーが展開します。
壮大な歴史的な背景は、紀元前までさかのぼります。
そんなに昔から「数」というものが研究されていたのかと驚かされます。

読み進めるにつれて感情が高ぶってくる要因は、『著者のバックボーンが影響している』と訳者である青木氏が書いています。けれども、私は、同氏の訳がとてもうまいのも要因のひとつにあげられると思います。

この話がノンフィクションなんて信じられない!
とても良い物語を読ませていただきました。

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