【センドク】読書ノート 433冊目|絶望名人カフカの人生論

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参考になるかどうかはわかりませんが、読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。ネタバレもあります。

40代後半まで読書嫌いできた私ですが、2018年9月に読書を始めました。
そんなきっかけはこちらです。
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2024年1月19日に、私の不注意からブログのデータを全部消す!?という失態を犯してしまい、なんとかデータの復旧はできたものの投稿日時がすべて”2024年1月19日”となってしまいました。
読了本だけでも読んだ順番ごとに並ばせたい!
…と、架空の投稿日時を登録しながら、記事の並べ替えを行いましたので、記事の投稿日と「読了日」が違うこともありますがご理解ください。
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せっかくの機会なので、過去の記事に対しての「てこ入れ」および「読書感想などの追記」を行っています。

読書ノート

タイトル名:絶望名人カフカの人生論

著者:フランツ・カフカ (著), 頭木弘樹 (編集, 翻訳)

読了日:2023年1月9日

この本を購入した目的

名言集のようなものを読んだ時、とてもネガティブな名言を不快に思い、作者を見ると「カフカ」とあった。それからというもの、喫茶店名に「カフカ」と書かれていたり、古本屋でも「カフカ」。とにかく、この名前を見るので、買えってことか?と思うようになりました。

すると、こんなタイトルの本が目の前に現れました。
そっか、カフカって、超ネガティブな人だったんだ! それで、あの名言も納得。
俄然興味が湧き、この本の購入に至りました。

私の目的について書かれている重要なページ

どれだけネガティブなのだろうか?
それを知りたかったので、全ページに渡り、カフカのネガティブさに触れられたのは良かった!

この本は、私の目的を達成させたのか

ネガティブなカフカ。
でも、読み進めると、それってネガティブ? というように思えてきます。
彼なりの意思や思考がそこにはあり、それを貫こうとするところは、単にネガティブなだけでは入っていけない領域のようにも見えてきます。
何もしないというネガティブではなく、ネガティブを押し通す…
つまり、行動するネガティブ人間こそ「カフカ」なのだと思います。

この本についての感想

この本にも冒頭書かれていますが、元気な人から「大丈夫!」と言われても、どこか上から言われているように感じます。弱っているときは、アドバイスではなく、寄り添ってくれるだけでありがたいと思うこともあります。

カフカは、寄り添う以上に、まだまだ、自分なんて大丈夫!と思えるくらいネガティブです。
そこから、逆に元気や勇気をもらえます。
とても興味深く読ませていただきました!

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